ブレイキンシーン最高峰の大会「Red Bull BC One」の日本最終予選が大阪で開催2023年9月10日大阪・咲洲モリーナにて、世界最高峰のダンスバトルRed Bull BC Oneの日本最終予選、Red Bull BC One Cyp…
ブレイキンシーン最高峰の大会「Red Bull BC One」の日本最終予選が大阪で開催
2023年9月10日大阪・咲洲モリーナにて、世界最高峰のダンスバトルRed Bull BC Oneの日本最終予選、Red Bull BC One Cypher Japan 2023が行われた。B-BoyとB-Girlの優勝者それぞれ1名は、10月にフランス パリで行われる世界最終予選 Red Bull BC One Last Chance Cypher の出場権を手にすることが出来る。
たった一枚の世界への挑戦権をかけた今大会は、8月に行われたRegional Cyphers(国内5箇所で行われた地区予選)の優勝者、シード権を獲得することが出来るバトルイベント「THE JAM」の勝者、昨日行われたLast Chance Cypher Japan(前日予選)の優勝者、そしてワイルドカード(招待枠)で集められたB-Boy 16名、B-Girl 8名が参加。会場の咲洲モリーナには、今年の日本一決定戦を一目見ようと、多くのオーディエンスが足を運んだ。
photograph by Jason Halayko / Red Bull Content Pool
過去のリベンジに燃えるSHOSEIやERi FeNeSiSに加え、ニューフェイスも多く登場した今年のCypher Japan
今大会は、常連ダンサーに加え、初出場のB-Boy・B-Girlも多く登場した。B-Girl部門では、予選大会で存在感を見せたlily whiteやNanoha。B-Boy部門では、愛知県をレペゼンするSHOWSKIとYAMATOなど、新たな顔ぶれもクレジット。昨年大会で惜しくも準優勝に終わった、SHOSEIとERi FeNeSiSや、過去に何度も出場経験を持つGEN ROC、OKEY JOEも悲願の優勝を目指していた。
ブラケット(トーナメント表)も、1回戦から注目のカードが多く、B-Girl部門のAYANE 対Yasminは、同じクルー(K.A.K.B)のチームメンバー対決。そして、両者ともに関西出身ということもあり、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。
photograph by Jason Halayko / Red Bull Content Pool
B-Boy・B-Girl共に初出場での優勝!
B-Girl部門は、AYANEとの同じクルー同士の対決を、ジャッジ票2-1の僅差で制したYasminが、勢いそのままにセミファイナルで昨年の準優勝ERi FeNeSiSを撃破。決勝では、昨年Cypher Japanの舞台を経験しているYUINAと対戦したが、音を聴きながら細かい部分まで表現するYasmin独特のスタイルで、最後まで会場をロックし続けた。
今回は、B-Boy部門でもジャッジ票が割れ、接戦となるバトルが多かった。決勝に進んだNICOLASとGEN ROCは共に、ベーシックな動きを軸としつつ、個性のある身体の使い方や技を織り交ぜるスタイル。セミファイナルまでのバトルも、派手な技で会場を沸かせるパワームーブを得意とするB-Boyに、テクニックとバリエーションで勝利してきた二人だ。
結果、過去にCypher Japanの出場経験を持つGEN ROC・YUINAを下し、B-Boy部門はNICOLAS、B-Girl部門はYasminが、初出場での優勝を飾った。
photograph by Jason Halayko / Red Bull Content Pool
Yasminコメント「会場の盛り上がりがかなり良い感じで、オーディエンスに後押しされた」
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※Yasmin 以下:Y
優勝した今の気持ちを教えてください!
Y:とにかく嬉しいです!気持ちよく踊れました!
今日一日を振り返ってみていかがですか?
Y:初戦のAYANEとのバトルが一番大きな関門かなと思っていました。AYANEはチームメイトなこともあって、バトルする時にはいろんな気持ちになるのは分かりつつ、自分も最大限に実力を出せるように、マインドを持っていけたかなと思います。
初戦は会場のオーディエンスも今日一番の盛り上がりでした。真ん中で踊っていた感覚はどうでしたか?
Y:あまり意識がなくて…とりあえずこういう動きをしよう!っていうのは考えながらやっていました。まだ映像を見ていないので、俯瞰して今日のムーブを見れていないのですが、会場の盛り上がり方がかなり良い感じで、オーディエンスに後押しされた感覚はありました。
「Red Bull BC One」はYasminさんにとってどんな大会ですか?
Y:事前のインタビューでもお答えさせてもらった通り、オーバーグラウンドでもアンダーグラウンドでもない、唯一無二な大会だと思います。各々が自分らしさを出しやすい大会なので、ここで自分のカラーやスタイルを前面に押し出していけば、自分も乗ってくるし、空間の雰囲気も作りやすくなると思っています。今日はそれをしっかり体現できたかなと思います。
事前のインタビューで膝を痛めているというお話もありましたが、今日は自分のやりたいことは出せましたか?
Y:もちろんやりたいことをフルで出せましたが、精度は落ちてるなと思いました(笑)。パリの世界最終予選まであと一ヶ月ですけど、自分をどう追い込めるか、かなと思っています。まずは第一に休息を取りたいです(笑)。
10月にパリで行われるLast Chance Cypherでは、どのように戦いたいですか?
Y:海外のダンサーが相手でも、今日とあまり変わらないかなと思っています。もちろん、海外となると今日より仲間も少ないし、心細いところもあるかもしれないですけど、自分を強く持ってやるしかないかなと思います。自分らしくいきます!
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NICOLAS コメント「どこを切り取っても、すごくキツいバトルばかりでした」
photograph by Jason Halayko / Red Bull Content Pool
※NICOLAS 以下:Y
優勝した今の気持ちを教えてください!
N:いろんな人の支えがあって、こういう結果がついてきたので率直に「嬉しい」が一番です!良い時も悪い時もずっと支えてくれる友達や家族、そして自分の彼女には本当に感謝しています。
今日一日を振り返ってみていかがですか?
N:どこを切り取ってもすごくキツいバトルばかりでした。予選からもそうだったんですけど、やっぱりRed Bull BC Oneに向けての熱量っていうのは、みんな凄いものがあったので、どのバトルも気を抜けなかったです。
「Red Bull BC One」はNICOLASさんの中でどういった大会ですか
N:自分の中でRed Bull BC Oneっていうのは大きな目標だったので、まずはJapan Finalに出たいと思っていたし、出るからには優勝しようと思っていました。僕は今年30歳になるのですが、30歳って良い区切りだなと思っていたし、今年は絶対ここに懸けようと思っていたので優勝という結果がついてきて良かったです。
Red Bull BC Oneはやっぱり特別な大会ですか?
N:特別ですね!B-BoyやB-Girlはみんな、そう感じていると思います。出場するだけで箔が付くというか、すごい権威のあるバトルだと思います。
10月にパリでLast Chance Cypherがありますが、世界で勝つために頑張りたいこと、そして意気込みを教えてください
N:僕のスタイル的にパワームーブやダイナミックな動きはあまり無いですが、動きのフローだったり音楽性を活かしていきたいです。自分の得意な部分をもっと磨いて臨みたいなと思います!
photograph by Jason Halayko / Red Bull Content Pool
The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2023」
photograph by Jason Halayko / Red Bull Content Pool
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