テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は8日に男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク47位のB・シェルトン(アメリカ)は第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 2-6, 6-7 (4-7)のス…

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は8日に男子シングルス準決勝が行われ、世界ランク47位のB・シェルトン(アメリカ)は第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に3-6, 2-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、初の決勝進出を逃した。会見でシェルトンはジョコビッチについて「競争心がにじみ出ている」と語った。
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20歳のシェルトンが同大会に出場するのは2年連続2度目。今大会で初めて初戦を突破すると、その後も勝ち進み準々決勝では第10シードのF・ティアフォー(アメリカ)を破り四大大会初の4強入りを決めた。
四大大会23勝を誇るジョコビッチとの顔合わせとなった準決勝、第1セットと第2セットでシェルトンはジョコビッチからブレークを奪うことが出来ず、自身のサービスゲームでは計3度のブレークを許し、セットカウント0-2と後がなくなる。
それでも第3セット、シェルトンは2度ジョコビッチにブレークの差で先行されるも観客の大声援を受け2度のブレークバックに成功し、このセットをタイブレークに持ち込む。しかし最後はタイブレークでジョコビッチに2度のミニブレークを許し、2時間41分で力尽きた。
ストレートで敗れたものの健闘したシェルトンは試合後の会見で今大会とこの試合を振り返った。
「この2週間、全体として自分にとっていい戦いだったと思う。今年の残り、そして来年に向けて、多くのポジティブな要素を得ることができた」
「今年最後のグランドスラムをここでプレーし、アメリカの観衆の前でいいプレーができたことは本当に楽しかった。僕にとっては特別なことだよ」
「今日の試合は、僕が望んでいたような結果ではなかったね。結果は残念だったけど、ポジティブなこともたくさんあった。コートに戻るのが本当に楽しみだよ」
初対戦のジョコビッチの印象についても口にした。
「ノヴァーク(ジョコビッチ)は僕がプレーしてきた他の選手たちよりも、もう少しだけ熱意を持っていたと思う」
「彼からは競争心がにじみ出ているんだ。彼は試合中ずっとそんな感じで、かなり自分に集中していた」
また、ジョコビッチが勝利の瞬間に自身の電話セレブレーションを真似たことについても語った。
「そうだね、試合が終わるまで見ていなかったよ。ソーシャルメディアを見ていて、みんながどう祝っていいとか、祝ってはいけないとかいうのを見るのは好きじゃない。試合に勝てば、やりたいことを何でもしていいと思う」
「子供の頃、真似をすることは最高の賛辞だと学んだから、それについて言うことはそれだけだよ」
一方、勝利したジョコビッチは決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)と第3シードのD・メドベージェフの勝者と対戦する。
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