第26回ITTF-アジア卓球選手権大会(9月3~10日/韓国・平昌) 8日、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク8位)が王芸迪(中国/同3位)にゲームカウント1-3で敗れた。昨年11月の全中国選手権を優勝した、現中国王者の…

第26回ITTF-アジア卓球選手権大会(9月3~10日/韓国・平昌) 8日、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク8位)が王芸迪(中国/同3位)にゲームカウント1-3で敗れた。

昨年11月の全中国選手権を優勝した、現中国王者の王。それに対し通算2勝5敗の伊藤は、2020ITTFファイナルズ以来の勝利を目指す。

第1ゲームは伊藤らしい速攻で次々と得点し、回り込みのスマッシュも決まって11-7で先制する。だがここから王はバック側への攻めを徹底し、伊藤は窮屈な卓球を強いられて8-11で落とす。

伊藤はバックハンドの打ち合いでも徐々に押され、フォア側への攻めや回り込みで食い下がるが、9-11と第3ゲームも失う。4ゲーム目も回り込みレシーブスマッシュをカウンターされるなど、打開に至らぬまま6-11で落として敗れた。

日本女子のシングルスは最後まで残っていた伊藤が敗退し、伊藤と早田ひな(日本生命)のベスト8が最高成績となった。男子では田中佑汰(個人)が準々決勝にただ一人残っている。

なお今大会終了時のパリ五輪選考ポイントは、ベスト16の20点がプラスされる平野は420点となるのに対し、ベスト8に入った伊藤は40点が足されて409.5点となり、2位の平野と3位の伊藤との差が縮まった。

<アジア選手権 女子シングルス準々決勝>
伊藤美誠 1-3 王芸迪(中国)
11-7/8-11/9-11/6-11