テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は7日に女子シングルス準決勝が行われ、第6シードのC・ガウフ(アメリカ)が第10シードのK・ムチョバ(チェコ)を6-4, 7-5のストレートで下し、同大会で自身初の決勝…

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は7日に女子シングルス準決勝が行われ、第6シードのC・ガウフ(アメリカ)が第10シードのK・ムチョバ(チェコ)を6-4, 7-5のストレートで下し、同大会で自身初の決勝進出を果たした。試合後にガウフは観戦に訪れた元世界ランク1位の大坂なおみに感謝を述べた。
>>【動画】観客席で叫ぶ人物たちにより試合が一時中断したシーン<<
19歳で世界ランク6位のガウフが同大会に出場するのは5年連続5度目。昨年のベスト8進出が最高成績となっていた。
ガウフは今大会、準々決勝で第20シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)をストレートで破り同大会自身初の準決勝の舞台に進んだ。
準決勝の第1セット、序盤から2度のブレークに成功したガウフはゲームカウント5-1と大きくリードする。しかしムチョバがここからリズムをつかみ2度のブレークを返す。ガウフは一時5-4まで迫られたものの、第10ゲームでムチョバのミスが重なりこのセット3度目のブレークを果たし先行する。
続く第2セット、第2ゲーム開始直前に観客席で試合を妨害する行為があり試合は約50分間の中断を余儀なくされる。試合再開後、ガウフが第8ゲームで先にブレークに成功し、第9ゲームでは自身のサービスゲームでマッチポイントを握った。しかしここから粘りをみせたムチョバにガウフはブレークバックを許す。ガウフは第12ゲームでも4度のマッチポイントを逃したものの、40本のラリー戦を制し得たこのゲーム5度目のマッチポイントをものにし、大会初の決勝進出を果たした。
試合後のオンコートインタビューで試合を観戦していた元世界ランク1位の大坂なおみにガウフが感謝を述べる場面があった。
ガウフと大坂は2019年の同大会3回戦で顔を合わせており、その時は大坂が6-3, 6-0のストレートで勝利。試合後に大坂が当時15歳のガウフをコート上で気遣ったシーンが話題となった。
「彼女(大坂)が観ていることには今まで気づかなかったわ。来てくれてありがとう。なおみ、このコートで一緒にプレーしたときのことを覚えているよ。それは私にとってとても意味のあることだった。ツアーに戻ってきてくれることをとても楽しみにしている。あなたの娘さんにも会いたいわ」
勝利したガウフは決勝で第2シードのA・サバレンカと第17シードのM・キーズ(アメリカ)の勝者と対戦する。
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