昨季トップリーグでチーム史上最高の7勝を挙げ、今季も躍進が期待される宗像サニックスブルースに、新たな戦力が加わった。同チームは7月20日、元イングランド代表でブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでもプレーしたことがあるLOジェフ・パー…

 昨季トップリーグでチーム史上最高の7勝を挙げ、今季も躍進が期待される宗像サニックスブルースに、新たな戦力が加わった。同チームは7月20日、元イングランド代表でブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでもプレーしたことがあるLOジェフ・パーリング(33歳)と、セブンズ日本代表の経歴を持つLO/FL後藤駿弥(27歳)の入団を発表した。

 パーリングはイングランド代表で29キャップを重ね、ラインアウトリーダーとしても活躍し、自国で開催された2015年のワールドカップでは全4試合に先発出場。4年に一度結成されるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズには2013年のオーストラリア遠征で選ばれテストマッチ3試合でプレーし、ライオンズにとって16年ぶりのテストシリーズ勝ち越しに貢献した。
 クラブシーンでの経験も豊富で、プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)では194試合に出場。ニューカッスル・ファルコンズで主将を務め、レスター・タイガースでは2回の栄冠獲得に貢献、そして2016-17シーズンはエクセター・チーフスを初優勝に導いた。
 パーリングはジャパンラグビートップリーグ2017-18シーズン終了後、オーストラリアのレベルズに加入する予定。レベルズがスーパーラグビー残留となれば(大会再編に伴い除外される可能性がある)、南半球最高峰リーグに初挑戦となる。

 後藤駿弥は5年間過ごしたHonda HEATを退団し、宗像を新天地に選んだ。7人制日本代表としてワールドラグビーセブンズシリーズなどで活躍し、2016年リオデジャネイロオリンピックの候補メンバーのひとりだったが、負傷により、涙をのんでいた。
 選手としてひと回り大きくなり、新たな挑戦に燃える。

 新キャプテンは、今春、日本代表候補育成プロジェクトのNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)キャンプに招集されたFL/NO8新井信善(28歳)が務める。副将はHO星本泰憲(27歳)とWTB/FB屋宜ベンジャミンレイ(29歳)が新任となった。

 なお、昨季在籍したユーティリティBKのジェイミー・ジェリー・タウランギ(24歳)は、契約上の理由により退団が決定。今年はサンウルブズに選ばれスーパーラグビー7試合でプレーしたタウランギだが、4月29日のチーフス戦で危険なタックルをして5週間の出場停止処分を科されるなど、規律面を課題としていた。