9月5日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」準々決勝がマニラのモール・オブ・アジア・アリーナで行われ、イタリ…

 9月5日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」準々決勝がマニラのモール・オブ・アジア・アリーナで行われ、イタリア代表(FIBAランキング10位)とアメリカ代表(同2位)が対戦。2次ラウンドを2位で通過した優勝候補のアメリカが2大会ぶりとなる準決勝進出を決めた。

 アメリカは今大会初黒星を喫した3日の2次ラウンド・リトアニア戦と同じミケル・ブリッジズ、アンソニー・エドワーズ、ジェイレン・ブランソン、ジョシュ・ハート、ジャレン・ジャクソンJr.の5人を先発起用。

 第1クォーターからリバウンド争いで優位に立ち、最初の10分を24-14とリードすると、第2クォーターにはベンチメンバーの活躍もあり13-0のランで一気にリードを拡大。オースティン・リーブスがプットバックダンクを披露するなど豪快なプレーで観客席の心も掌握し、前半を46-24で折り返した。

 ハーフタイム明けの後半も若きNBAプレーヤーたちの勢いは止まらず、怒涛の3連続3ポイントで加速すると、タイリース・ハリバートンがレッグスルーパスでダンクを演出するなど、魅せるプレーも繰り出しお祭り騒ぎ。最終スコア100-63で準決勝に駒を進めた。

 アメリカはブリッジズがチーム最多24得点7リバウンドを記録。大会前にイタリア代表入りの可能性も取り沙汰されていたパオロ・バンケロは、父のルーツがある第2の祖国を相手に8得点5リバウンド2アシスト2スティールをマークした。

 敗れたイタリアは、NBAユタ・ジャズに所属するシモーネ・フォンテッキオがチーム最多18得点を挙げたが、チーム全体で3ポイント成功率18パーセント(7/38本)と長距離砲が不発。試合中盤は厳しいディフェンスに苦しめられ、37点差をつけられる大敗を喫した。

 勝利したアメリカの次戦は、中2日で臨む8日の準決勝。今大会ここまで無傷の5連勝と勢いに乗るドイツ代表(同11位)と、初出場ながら初のベスト8進出を果たしたラトビア代表(同29位)の勝者と対戦する。

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」準々決勝(@マニラ)試合結果

イタリア代表 63-100 アメリカ代表

ITA|14|10|20|19|=63

USA|24|22|37|17|=100

【動画】完全にUSAショータイム!ハリバートンのレッグスルーパスからバンケロ豪快ダンク