テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、第12シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第6シードのJ・シナー(イタリア)を6-4, 3-6, 6-2, 4-6, 6-3のフルセッ…

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は4日、男子シングルス4回戦が行われ、第12シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第6シードのJ・シナー(イタリア)を6-4, 3-6, 6-2, 4-6, 6-3のフルセットの死闘の末に破り、2021年以来2年ぶり3度目のベスト8進出を果たした。この試合で観客が退場させられる場面があった。
>>【動画】観客が不適切な言葉を発したシーン<<
26歳で世界ランク12位のズベレフは昨年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝のR・ナダル(スペイン)戦で足を負傷し手術。長期離脱を余儀なくされたため、昨年の全米オープンに出場することができず、今回は2021年以来2年ぶりの出場となっている。
今大会ズベレフは1回戦で世界ランク50位のA・ブキッチ(オーストラリア)、2回戦で同53位のD・アルトマイアー(ドイツ)、3回戦で第19シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)を下して4回戦に駒を進めた。
迎えた4回戦、ズベレフはシナーを相手に4時間41分のフルセットの死闘を制しベスト8進出を果たした。
この試合の途中、観客が退場させられる場面があった。
ことが起きたのは第4セットの第5ゲーム、ズベレフのサービスゲーム。観客席から「世界に冠たるドイツ」を意味する言葉が叫ばれると、ズベレフは一度サーブを打つのをやめ「彼は世界で最も有名なヒトラーの言葉を口にした」「それは許されない。信じられないよ」と主審に告げた。これを受け主審は観客に注意を促し、その後言葉を発した人物は警備員によって退場させられた。
思わぬハプニングに見舞われたズベレフは、準々決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは4回戦で世界ランク61位のM・アルナルディ(イタリア)を下しての勝ち上がり。
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