J1のヴィッセル神戸は9月3日、元サッカースペイン代表MFフアン・マタの加入を発表した。正午過ぎには加入発表の動画がク…
J1のヴィッセル神戸は9月3日、元サッカースペイン代表MFフアン・マタの加入を発表した。正午過ぎには加入発表の動画がクラブのSNSが公開され、その出来栄えの良さだけでもファンの期待を高めている。
また日本にビッグネームがやってきた。スペイン代表の一員としてワールドカップを制したマタが、神戸へと加入したのだ。
レアル・マドリードなどの下部組織で育ったマタは、トップチームでのプレー機会はなかったものの、バレンシアやイングランドのチェルシーでキャリアを重ねた。2014年1月に加入したマンチェスター・ユナイテッドでは、8年半にわたって名門クラブを支えた。昨シーズンはトルコのガラタサライに所属し、契約満了となった今夏はフリーの状態になっていた。
国内外で噂が流れていたが、マタのJリーグでのプレーが現実となる。神戸は前日のバーリント・ヴェーチェイ加入に続いて3日、マタの加入を発表した。
発表にあたり、準備もしっかり整えられていた。クラブのSNSでの発表にあたり、マタのキャリアを振り返る動画が作成されていたのだ。
風にたなびくスペインの国旗に始まり、白いユニフォームに身を包んだバレンシアでの若き日々、チェルシーの一員としてビッグイヤーを手にする姿、フェルナンド・トーレスらと並んでスペイン代表としてワールドカップを制した2010年の様子などが次々に映し出される。さらに、マンチェスター・ユナイテッド時代のプレー写真の後ろには、当時所属していた香川真司も写っている。
■「マタさんきとるやーん!!」
場面は日本へと移り、神戸ポートタワー、ノエビアスタジアム神戸という新たなホームが強調された後、クリムゾンレッドに身を包んだマタが笑顔で手を振る様子が大映しになる。背番号が「64」になることも明かされた。
この動画が公開されると、すぐさま歓喜の声が立て続けに上がった。
「マタが日本で見れるのすげーーー」
「マタさんきとるやーん!!」
「昨日から思ったけど発表の仕方が海外仕様でいいね!」
「加入動画センスある」
「わかってたけど改めて見るとやばいいい」
「カッコ良すぎるVにゃ」
3日の午後には早くも会見が行われ、その様子はクラブのYouTube公式チャンネルでも公開された。マタは「この国にすごく興味を持ってきました。ここにいられることは本当に喜びです」などと新天地での意気込みを語った。多くの人が、新たなスターがピッチ上でのプレーで雄弁に物語る日を待ちわびる。