男子日本代表（FIBAランキング36位）は9月2日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の17－32位決定ラウ…
男子日本代表（FIBAランキング36位）は9月2日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の17－32位決定ラウンドでカーボベルデ代表（同64位）と対戦する。勝利すればアジア1位が確定し、「2024年パリオリンピック」の出場権を獲得できる重要な一戦だ。
外務省の公式HPによると、1975年までポルトガルの植民地だったカーボベルデは10の大きな島（1つは無人島）と8の小島から成る国で、面積は滋賀県程度。2021年時点での人口は56.2万人で、ポルトガル語を公用語とする。
アフリカ予選では格上のナイジェリア代表（同19位）を下すなど6勝4敗。ワールドカップの切符を初めてつかみ取った。主力の多くはヨーロッパのチームに所属。大黒柱は31歳のエディ・タバレス（レアル・マドリード）だ。
タバレスは2014年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスから43位指名を受けた221センチ120キロのビッグマン。NBAで通算13試合に出場すると、2017年から活躍の場をヨーロッパに移した。レアル・マドリードには6シーズン在籍。2022－23シーズンのユーロリーグでは1試合平均11.2得点6.9リバウンド1.5アシスト2.2ブロックを記録した。
代表チームではベティニョ・ゴメスやイバン・アルメイダ（ともにSLベンフィカ）が得点源を担うこともあり、タバレスはワールドカップで同8.8得点にとどまるが、同12リバウンドは8月31日時点で大会最多。同3.0アシスト1.3スティール1.5ブロックと攻守両面で活躍する。
4試合を終えた時点で、日本（左）とカーボベルデ（右）の主な平均スタッツは以下のとおり。
・得点
84.0得点（16位）／73.8得点（26位）
・2ポイント成功率
58.0パーセント（12位）／49.7パーセント（25位）
・3ポイント成功率
29.8パーセント（24位）／25.3パーセント（31位）
・フリースロー成功率
78.8パーセント（8位）／68.6パーセント（25位）
・リバウンド
35.5リバウンド（21位）／36.3リバウンド（17位）
・ブロック
2.8ブロック（17位）／2.8ブロック（17位）
・アシスト
20.5アシスト（15位）／16.8アシスト（29位）
・スティール
6.3スティール（26位）／7.5スティール（16位）
・ターンオーバー
13.3ターンオーバー（15位）／14.0ターンオーバー（12位）
・ファウル
16.0ファウル（28位）／22.3ファウル（6位）
シュート成功率やアシスト数などオフェンス面ではいずれも日本が上。しかし、先発5人全員が195センチ以上の身長を誇るように、リバウンドではタバレスを中心にカーボベルデが上回る。17－32位決定ラウンド初戦のフィンランド代表（同24位）でも77得点中46得点をペイントエリアでマーク。スティールも多く、8月31日のベネズエラ代表（同17位）で13個のターンオーバーから21失点を喫した日本にとっては注意が必要だ。
カーボベルデのファウル数は32カ国中6番目に多い。日本は89.2パーセントのジョシュ・ホーキンソン（サンロッカーズ渋谷）を筆頭に高確率でフリースローを沈めているだけに、河村勇輝（横浜ビー・コルセアーズ）や比江島慎（宇都宮ブレックス）などが積極的に仕掛け、相手をファウルトラブルに追い込むことも重要になるだろう。
日本vsカーボベルデは2日20時10分にティップオフ。テレビ朝日系列で生中継され、DAZNでも配信される。
■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」17－32位決定ラウンド 順位表（9月1日時点） 2日試合日程
・グループM
1：南スーダン（2勝2敗＋2）
2：中国（1勝3敗－73）
3：アンゴラ（1勝3敗－19）
4：フィリピン（0勝4敗－42）
17：00〜 アンゴラvs南スーダン
21：00〜 フィリピンvs中国
・グループN
1：エジプト（2勝2敗＋3）
2：メキシコ（1勝3敗－70）
3：ニュージーランド（1勝3敗－36）
4：ヨルダン（0勝4敗－93）
17：45〜 ニュージーランドvsエジプト
21：30〜 ヨルダンvsメキシコ
・グループO
1：日本（2勝2敗－19）
2：フィンランド（1勝3敗－39）
3：カーボベルデ（1勝3敗－57）
4：ベネズエラ（0勝4敗－41）
16：30〜 フィンランドvsベネズエラ
20：10〜 日本vsカーボベルデ
・グループP
1：フランス（2勝2敗＋1）
2：レバノン（1勝3敗－90）
3：コートジボワール（1勝3敗－50）
4：イラン（0勝4敗－90）
17：45〜 コートジボワールvsフランス
22：30〜 イランvsレバノン
