8月31日、「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」順位決定ラウンドのベネズエラ戦を目前に控え、男子日本代表は試…

 8月31日、「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」順位決定ラウンドのベネズエラ戦を目前に控え、男子日本代表は試合当日の直前公開練習を実施し、富永啓生(ネブラスカ大学)が取材に応じた。

 1次ラウンドでは日本代表がアジア勢で唯一グループ3位で順位決定ラウンドに進むことになり、最速で31日深夜にパリオリンピック出場が決まるが、富永は「自分たちができる100パーセントの力を出して、勝利することが大前提です」と、目の前の試合に集中していることを強調した。

 直近のグループステージ最終戦・オーストラリア戦では、代名詞でもある3ポイントシュートを10本放ちながら成功0本と不振に終わった。富永自身も「タフショットが多くなってしまった」と言い、「結果からわかっているのは自分が3ポイントを決められなかったことで、そこはチームにすごく迷惑をかけた」と話したが、代表メンバーからの期待には「すごくありがたいことですし、信頼してくれているので、あとは結果を残すだけだと思っています。しっかり決め切ってチームを助けたいと思います」とコメント。「今日の試合は何が何でもチームに貢献できるように頑張りたいです」と、数時間後に迫るベネズエラ戦に向けて意気込んだ。

 その順位決定戦の初戦で、FIBAランキング36位の日本代表と戦うのがベネズエラ代表(同17位)である。

 対戦相手について、富永は「ウイングの選手が3ポイントをたくさん打ってくるチーム」という印象を明かし、「相手も自分たちと似たようなところで、速いペースから3ポイントを打ってくるというところがあるので、それを止めて、逆に自分たちがそういうようなバスケットをすることが一番のカギになってくると思います」と、勝利へのキーポイントを語った。

 また、ベネズエラ代表はチーム最長身の選手が204センチと、日本にとって今大会初めてサイズで劣らない相手となる。

 富永はそうしたチームに対して「相手に関わらず、自分たちが速いペースでバスケットをすることは徹底していきたい」とコメント。「フィジカルの部分では、予選ラウンドに比べたら対等に戦えるところはあると思うので、そこでもアドバンテージを作っていければいいと思います」と前向きに捉えた。

 順位決定戦の初戦、ベネズエラ戦は8月31日20時10分から開始。試合の模様は日本テレビ系列とNHK沖縄で生中継、DAZNとTVerでライブ配信される。

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