テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、予選勝者で世界ランク128位のD・ストリッカー(スイス)が第7シードのS・チチパス(ギリシャ)を7-5, 6-7 (2-7), …

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は30日、男子シングルス2回戦が行われ、予選勝者で世界ランク128位のD・ストリッカー(スイス)が第7シードのS・チチパス(ギリシャ)を7-5, 6-7 (2-7), 6-7 (5-7), 7-6 (8-6), 6-3のフルセットで破り、四大大会初の3回戦進出を果たした。試合後の会見で金星を挙げたストリッカーは「言葉が出ないよ」と語った。
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今年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)でグランドスラム初白星を飾った21歳のストリッカー。今大会では予選3試合を勝ち抜き本戦入りすると1回戦で世界ランク41位のA・ポピリン(オーストラリア)を6-3, 6-4, 3-6, 6-3で下し初戦突破を決めた。
優勝候補の1人でもある世界ランク7位のチチパスと対戦したこの日の第1セット、互いにサービスキープを続けると終盤となる第11ゲームでストリッカーがブレークに成功し先行する。しかし、第2・第3セットはタイブレークの末に落としセットカウント1-2と逆転される。
そして第4セット、第1ゲームでブレークに成功したストリッカーだったが、第4ゲームでブレークバックを許すと第8ゲームで2度目のブレークを奪われる。それでもチチパスのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでブレークバックに成功しタイブレークに突入。2度目のセットポイントをものにし2セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、勢いに乗るストリッカーは第2ゲームでブレークに成功し3ゲームを連取。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでブレークバックのチャンスを1度握られるも凌ぎ、4時間4分の死闘を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにストリッカーのコメントを掲載し「素晴らしいパフォーマンスだった。最初のポイントからいい感じだったよ。多くの人が僕を応援してくれた。僕にとっては最高の1日だった。最初の瞬間から楽しめた。今日のことはちょっと言葉が出ないよ」と語った。
「世界7位のステファノスのような選手に勝つことは僕にとって初めてのこと。とても特別な日だよ。今日の試合で自信がついたのは確かだし、5セットでこのレベルというのは素晴らしいことだよ」
番狂わせを起こしたストリッカーは3回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク108位のB・ボンズィ(フランス)と対戦する。ボンズィは2回戦で第28シードのC・ユーバンクス(アメリカ)を7-6 (8-6), 2-6, 6-2, 7-6 (9-7)で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)、第22シードのA・マナリノ(フランス)、第32シードのL・ジェレ(セルビア)らが3回戦に駒を進めた。
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