男子プロテニス協会のATPは27日、公式サイトに世界ランク84位のA・ミュレール(フランス)は14歳のときにクローン病を患ったと掲載。ミュレールは当時について「医者からは良い体調でいたければ、テニスを含むスポーツ全般を辞める必要がある」と…

男子プロテニス協会のATPは27日、公式サイトに世界ランク84位のA・ミュレール(フランス)は14歳のときにクローン病を患ったと掲載。ミュレールは当時について「医者からは良い体調でいたければ、テニスを含むスポーツ全般を辞める必要がある」と明かした。
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28日に開幕を迎える全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では3度の優勝を誇る第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦するミュレール。
同選手について「彼はATPマスターズ1000、グランドスラムで最も多くのタイトルを獲得している選手。キャリアを見れば、テニス史上最高の選手の1人だよ。ジョコビッチのプレーは誰もが知っている。とても堅実でリターンが素晴らしい。動きも素晴らしい。彼のプレーを悪く言うのは難しい。でも、僕はベストを尽くすよ」とコメントした。
今年の7月17日付世界ランキングでキャリアハイとなる76位を記録したミュレールだが、14歳のとき慢性炎症性腸疾患であるクローン病と診断されたことを明かした。
当時を振り返り「少し具合が悪かったんだ。医者に行って薬をもらったよ。僕はまだ14歳と若かった。でも、1年後、その炎症が大きくなって動けなくなった。体重は10キロくらい減った。ある時、実家へ帰った際、夜中に50回もトイレに行った。そこで異変を感じて病院に行った。検査をしたらクローン病だと分かった」と明かした。
「良い体調でいたいなら、テニスを含むスポーツを辞めるべきだと医者に言われたよ。プロのテニスプレーヤーになれば毎日練習するわけだから、とても大変なこと。だからスポーツをやめる必要があった。トレーニングは2カ月ほど中断し、薬を大量に服用した。それがこの病気を治すプロセスだった。今もそれを管理しているし、2週間ごとに注射を打たないといけない。だから、そう簡単にはいかないけど、なんとか頑張っているよ」
約10年ほど前、医師にテニスを辞めるべきだと告げられたミュレールだが、現在は国際スポーツの舞台でATPツアー最高の選手たちと対戦している。
「人生は時にクレイジーだ。フランスでは僕がクローン病であることを多くの人が知っているし、地球にはこの病気の人がたくさんいる。みんなに伝えたいことがあるとすれば、自分自身を信じること。そうすれば、美しいことが起こるのを見ることができる」
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