23日深夜大阪発の3ピースバンド、ブランデー戦記がNHK-FMのミュージックラインに初登場。バンド結成の経緯から、新曲に込めたメッセージまで幅広くトークを展開した。

2022年8月に蓮月(はづき)(Vo.Gt.)、みのり(Ba.Cho.)、ボリ(Dr.)の3人で結成され、12月にユーチューブ上にデビュー曲「Musica」をアップすると公開からわずか1ヶ月で100万回再生を突破し、今なお332万回(2023年8月28日現在)の再生数を誇っている。8月に初のEP「人類滅亡ワンダーランド」を発売し、注目を集めている。

結成のきっかけは高校の先輩であるみのりを後輩である蓮月が誘い、「ガールズバンドになるのはイヤやな、ドラムは男にしよう」と考え、蓮月の高校卒業と同時にバンド活動を開始して大阪で出会ったボリを勧誘した。バンド名「ブランデー戦記」の命名の経緯は「蓮月とみのりが好きなバンドの名前がお酒にちなんでおり、お酒に関する用語を入れたいと提案し、『戦記』は寝起きのボリに付けさせた」とメンバー内での上下関係も窺わせるエピソードを語った。また曲作りで心がけているポイントを尋ねられ、必ず「テーマとなる像を造り、その視点から描いている」と答えた。

7月に半年ぶりの新曲「Kids」を発表し、かっこいいものを作りたいというゴールに向かって、お互いの目指す理想のメロディーが出るまで試行錯誤を繰り返した。またこの曲から本格的にミュージックビデオに取り組んだと語った。カメラマンを起用し、自分たちで衣装やセットをプロデュースした。

放送を受けて、ツイッター上では「初登場で緊張しているかと思ったら本気のツッコミが聴けて楽しい!」「裏話聴けてほほえましかった!」と彼らの等身大の姿を楽しんだ人が多かった。

8月19日〜9月18日まで1stEPの発売を記念し全国7都市を巡るツアーを開催する予定だ。