原監督も投手陣の四球の多さには悩まされている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 巨人は8月27日の阪…

 

原監督も投手陣の四球の多さには悩まされている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 

 巨人は8月27日の阪神戦(東京ドーム)に4-2と勝利し、連敗を2で止めた。

 負ければ屈辱の本拠地3連敗となるところを主将の一振りが救った。

 2-2で迎えた同点の8回二死一、二塁、岡本和真は相手左腕、伊藤将司の甘く入った直球を捉え、打球を左前へ運んだ。待望の勝ち越し打、ここまで通算打率・138と苦手としてきた球界屈指の左腕相手に粘り勝ちだった。

【動画】27日の試合、8回に主砲、岡本和が伊藤将から勝ち越しの適時打を放った場面

 

 連敗で迎えたこの日、序盤からチームは重苦しいムードが漂った。2回先発のヨアンデール・メンデスが先頭から2連続四球を出すと佐藤輝明に先制の左前打を許す。さらに3回はメンデスの近本光司への死球、ボーク、パスボールで失点とバッテリーエラーも絡んでさらに追加点を許した。

 しかし、2点を追う6回に大城卓三、坂本勇人のソロで同点に追いつくと、8回の岡本和の適時打で勝ち越しに成功。何とかぎりぎりのところで勝利をもぎ取った。

 勝つには勝ったが、チームは「四球病」に悩まされている。前日は10四球で9失点、この日も2回、3回の失点は四死球がらみで派生したもの。27日の試合も6四死球と無駄な四球を出すことで得点を奪われる悪循環が続いている。

 チームを取り巻くこの状況に関しては球界内からも様々な考察の声が出ている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏は28日に更新した自身のYouTubeチャンネルで巨人投手陣の四球の多さについて言及している。

 週末3連戦の戦いぶりを振り返る企画の中で、高木氏は26日の巨人・阪神戦の試合内容を振り返った。同試合は5回に2つの四球がからみ、木浪聖也に適時打を浴び、7回にも暴投や3つの四球がからんで、二死満塁とし、同じく木浪にプロ初の満塁弾を浴びた。いずれも四球が大きな失点に結びついてしまっている。

 この試合だけで10四球となっていることで高木氏も「ちょっと論外だね、(四球が)多すぎる」と厳しい目を向けた。

 一方で巨人だけではなく、ここにきて各チーム、投手陣に四球が増えていることを受け、この要因には「疲労とかプレッシャーだよね」とシーズン終盤に入ったことの蓄積疲労を指摘。また同じくシーズン終盤のペナントをかけてのし烈な争いが続くことで、精神的な負担も影響し、四球につながっている可能性もあるとした。

 ではどうすれば、四球を減らせるのか。高木氏は27日のある投手の投球に目を向けた。

 2点をリードした9回から登板した左腕、中川皓太は二死まで追い込みながら、代打の小野寺暖に四球を与え、二死一塁とする。ここで阪神は代打に一発もあるヨハン・ミエセスを送り込む。一打同点のシーンで緊迫感も漂ったが、最後は詰まらせて遊飛に打ち取り、ゲームセット。

 この場面に高木氏は注目。中川は捕手からのサインに首を何度か振りながら、最後はインコースの直球で詰まらせた。「開き直って、最後に思い切って腕を振ったら、詰まって、門脇(誠)が捕った」「ああいう気持ちがあれば、フォアボールも減るのかな」として、〝逃げる〟のではなく、あくまで打者に向かっていく姿勢が大事とした。

 首位阪神にこのカードも1勝2敗となったが、3戦目は大城、坂本に1発も飛びだし、最後は主砲・岡本和が試合を決めるなど、食い下がる姿勢も見せた。

 これで3位のDeNAには再び0・5ゲーム差とした。苦い経験も糧にチーム整備を進めていきたいところだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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