8月26日。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で、ブラジル代表はインドネシア・アリーナ(ジャカルタ)でグルー…

 8月26日。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」で、ブラジル代表はインドネシア・アリーナ(ジャカルタ)でグループGの初戦としてイラン代表とのグループフェーズ ファーストラウンドへ臨み、100-59で勝利を収めた。

 この試合の後半。ブラジルは先発ガードのハウル・ネトがドライブを試みた際に右ヒザの膝蓋腱を断裂してしまい、ワールドカップの残り試合全休というアクシデントに見舞われた。

 そうしたなか、チーム最年長(40歳)のマルセロ・ウェルタスが17分47秒プレーして10得点6アシストをマーク。第4クォーター途中に決めたアシストで、ワールドカップ通算100アシストをクリア。


 1994年のワールドカップ(当時は世界選手権)から統計を始めてから、この記録に到達したのはスペイン代表のリッキー・ルビオ(130本)、アルゼンチン代表のパブロ・ブリジオーニ(106本)とこのウェルタスのみ。

 かつてロサンゼルス・レイカーズで2シーズンをプレーしたこともあるウェルタスは、通算5度目のワールドカップへ出場中の40歳のレジェンド。今回の偉業について聞かれると、こう話していた。

「僕のゲームを続けてきた結果さ。味方を高めて、チームを助けようと努力しているだけ。僕はオールドスクールなポイントガードなんだと思う。そういうタイプはあまりいないよね」

 ネトの離脱はブラジル代表にとって痛手となるのは間違いない。それでも、イラン戦で16得点7リバウンド2スティールを残したブルーノ・カボクロを筆頭とするロスター全員でカバーしていきたいところだ。