ここまで10勝とチームの勝ち頭となっている戸郷(C)Getty Images 巨人は8月25日の阪神戦(東京ドーム)に1…

ここまで10勝とチームの勝ち頭となっている戸郷(C)Getty Images

 巨人は8月25日の阪神戦(東京ドーム)に1-8と大敗、再び4位に転落した。

 前回東京ドームでの3連戦を屈辱の3連敗したチームも今回は直近のヤクルトに3連勝とチーム状態を上げてきた中で、首位の阪神相手にどんな戦いを見せるのか。戦前はそんな期待も高まっていたが、結果は残酷だった。 

【動画】戸郷は5回に佐藤輝に2点適時二塁打を浴びた

 先発は戸郷翔征、ここまで10勝をマークする若きエースに大事な初戦のマウンドを託したが、その戸郷がつかまった。3回二死二塁、ドラフト1位ルーキーの森下翔太に先制2ランを浴びると、5回一死一、二塁の場面では佐藤輝明が右中間に放った打球を中堅手のルイス・ブリンソンが処理するも中継の門脇誠へのボールが山なり返球となった。中継の門脇が必死に本塁に投げるも間に合わず、2点適時打を浴びた。5回途中までに先発野手全員に安打を許すなど猛虎の勢いを止められず。5回途中6失点KOは今季ワースト、4敗目を喫した。

 打線も苦手な村上頌樹相手に、1番に長野久義を持ってくるなど策をこらしたが、5回まで散発2安打、得点は相手ミスからもぎ取った1点のみと投打ともに阪神の勢いに圧倒された試合ともなった。

 また、気になるのは戸郷の状態にもある。ここまで10勝を挙げ、間違いなく今季のチームを支えてきた立役者の一人だが、8月3日のヤクルト戦(東京ドーム)に149球の熱投で完投勝利をあげて以来、直近3試合は勝ち星がつかず。「6・2回」「6回」「4・1回」と、どんどん早期にマウンドを降りるようになっているのも気になる兆候となっている。

 加えて、左打者対策も急務となっている。右打者に対しては被打率・197と抑えているのに対し、左打者に対しては・280(25日現在)と1割近く差が開いている。阪神は1番の近本光司から始まり、中野拓夢、佐藤輝明、木浪聖也と主力に左の好打者が多く、この日も打ち込まれており、今後の戦いを見据えても早急に改善が求められそうだ。

 今春はWBCの大舞台も経験しながら、開幕からフルスロットルで飛ばしてきたが、元々、後半戦にはスタミナ不足となる傾向があり、この点も気になるところ。

 何にせよ、今やエースと認められる戸郷の奮起なくしてはチームの浮上もおぼつかない。次回登板内容も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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