■ウインマーベル
【中間調整】初めて古馬を相手にした昨年キーンランドCで、正攻法から半馬身差2着と健闘してみせた。続くスプリンターズSではクビ差2着とスプリント戦線では上位の力の持ち主と言っていいだろう。今年に入りシルクロードSが7着、高松宮記念が10着と精彩を欠くも、前者は外枠かつ出遅れ、後者は不良馬場に泣いたもの。前走の京王杯SCでは2着と巻き返しに成功しており、いまだ力に衰えはないと考えていい。
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その後は予定通り、前年で好走したキーンランドCを目標として放牧休養。放牧先から直接札幌競馬場に入り、8月6日のダート14-14を皮切りに時計を出し始めている。1週前は札幌ダートで外から古馬2勝クラスを追走。直線ではステッキがバシバシ入っており、手応えで言えば劣勢ながら渋太く伸びて併入とした。その後、20日に日曜追いを掛けたいところだったが、ザ石の影響があったようで、これはパスしている。
【最終追い切り】レース当週の追い切りはダート単走。やや気乗りしない雰囲気があるのか、序盤からおっつけ通し。直線でもグイグイ仕掛けられると、ようやくジワッとギアを上げてまずまずの加速は示していた。
【見解】そもそも攻めは地味なタイプなので、物足りない動きもある程度までは許容できる。しかし、最終追いは前向きさとと素軽さの両方でいまひとつ。本来は2着した昨年同様、最終追いを札幌芝コースで行いたかったはずだが、一頓挫の影響なのか脚元に負担の少ないダートコースで行ってきたのも評価しづらい。昨年ほどの走りには期待できないかも。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。