■シャフリヤール
【中間調整】2021年の日本ダービー勝ち馬。その後は国内外の大レースを転戦、2022年のドバイシーマクラシックをしぶとく制してGI2勝目を挙げている。2023年の初戦が連覇の懸かったドバイシーマクラシックだったが、スタートがいまひとつで後方から。イクイノックスが異次元の強さで逃げ切ったレースでもあり、5着に詰め寄るまでが精一杯だった。その後、この秋の最大目標をアメリカのBCターフに置き、前哨戦として札幌記念を使うことが決定した。
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7月20日に放牧先から函館に入厩。23日のウッド併せ馬を皮切りに、現地で丹念に乗り込まれている。1週前は函館芝コースで新コンビを組む横山武騎手を背に3頭併せ。やや気難しさを感じさせながらも、格下2頭に対し脚力の違いを見せつけ最先着を果たしている。
【最終追い切り】レース当週の追い切りにも横山武騎手が騎乗。芝コースで3歳未勝利を目標に追走する。しかしどうにもギアがなかなか上がらない。最後は鞍上が懸命に仕掛け、脚力の違いでなんとか抜き去ってみせた。
【見解】順調に調整メニューをこなしてはいるが、1週前追いで最先着とはいえラストに手が動いており素軽さを欠いていた。最終追いは本来助手が騎乗する予定だったようだが、1週前の内容で懸念を感じたのか横山武騎手が騎乗したという経緯。しかし一変とはいかず、未勝利馬になんとかかんとか先着という内容に終わっている。体調自体は良さそうながら、精神面なのかトモのバランスなど体の違和感なのか、馬の内面で引っ掛かる面があるようだ。もちろんここでしっかり負荷を掛けたことで本番までにグンと良くなってくる可能性はあるが、攻め気配からは万全の状態とは言いがたい。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。















