■プログノーシス
【中間調整】体質面を考慮し休み休み使われつつ、底を見せずに着実に成績を伸ばしてきた素質馬。古馬重賞初挑戦だった昨年12月の中日新聞杯こそ4着に終わったが、これは予定の川田騎手から藤岡佑騎手へ乗り替わった影響だろう。その後、今期初戦だった金鯱賞で出遅れを挽回して快勝。待望の初勝利を挙げると、香港のクイーンエリザベス2世Cで中団から鋭く脚を伸ばし2着といきなりGI連対を果たしてみせた。
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その後帰国検疫、放牧を経て札幌記念を念頭に7月頭に栗東へ帰厩。順調なことから7月下旬の時点で川田騎手で札幌記念へ挑むことが決定している。栗東では7月27日、8月3日とCWで終いに鋭く伸びており、グングン気配を上げている。8月9日の水曜に栗東を出発しており、いわゆる1週前追いはパスしたが、それまでの調整量で十二分。函館入りして初時計だった13日のウッド追いでは柔軟な動きを見せ、輸送は問題なくクリアできたようだ。
【最終追い切り】レース当週は函館芝コースで併せ馬。10馬身近く先行させた相手を楽に追い詰め、コーナーワークで取り付いていく。追走差がありながら、並んでからの手応えは本馬が優勢。相手の加速に応じてギアをスッと上げ、併入に持ち込んでいた。
【見解】栗東での動きも上々だったが、最終追いの併せ馬はさらにいい動き。しっかり制御が効きつつ、ここぞのタイミングでスッとギアを上げることができていた。不器用という話がある馬なだけに札幌という舞台がどうかだが、デキに関しては申し分なし。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。















