【京王閣競輪G3】田尾駿介がG3初制覇！

2023年8月13日　京王閣競輪
シン東京ミリオンナイトレース
大阪・関西万博協賛
後閑信一・高木真備日本名輪会カップ（最終日）
※ナイター開催

京王閣競輪・シン東京ミリオンナイトレース「大阪・関西万博協賛　後閑信一・高木真備日本名輪会カップ」G3は、京王閣競輪では初のナイターG3として開催され、4日制のガールズケイリンとS級戦が8月10日より4日間の日程で行われ、本日最終日を迎えた。
台風7号の接近で荒天が心配されたものの、3日目までは天候に恵まれレースもヒートアップ。ガールズでは、混戦を潜り抜けた青木美保や比嘉真梨代、地元の岡本二菜や尾崎睦ら7選手が決勝に進出した。S級では、窓場千加頼が近況の好調ぶりを見せれば、久保田泰弘は今開催ただひとり3連勝で決勝へ駒を進めた。また、鈴木竜士と河村雅章も準決勝でワンツーを決めてファイナリストに名を連ねた。

混戦が予想された決勝は、先行した河端の3番手からゴール前、鋭く差した田尾が1着でゴール。G3初優勝とS級初優勝を同時に達成し、優勝インタビューでは嬉し涙を見せた。

※準決勝のレポートはこちら

【京王閣競輪G3（最終日）12R＝S級決勝】
1／鈴木竜士（S1・東京107期）
2／窓場千加頼（S1・京都100期）
3／河端朋之（S1・岡山95期）
4／河村雅章（S1・東京92期）
5／久保田泰弘（S2・山口111期）
6／室井健一（S1・徳島69期）
7／大坪功一（S1・福岡81期）
8／松岡健介（S1・兵庫87期）
9／田尾駿介（S1・高知111期）

【レース展開】

誘導以下、1鈴木－4河村、2窓場－8松岡、7大坪、3河端－5久保田－9田尾－6室井で周回。赤板で窓場が先頭に立つと、河端は打鐘で窓場を抑えていく。鈴木はこの動きに合わせて上昇し、中四国ラインの4番手を奪取する。先頭の川端は徐々にペースを上げて先行態勢に入っていく。最終2コーナーから窓場が捲りを打つが、鈴木の横までで不発。鈴木も前に踏むが、河端マークの久保田が直線で抜け出すと、ゴール前で田尾が久保田を差し切って優勝ゴール。2着に久保田。地元Vを狙う鈴木だったが、最後追い込むも3着に終わった。

【京王閣競輪G3（最終日）12R=S級決勝・結果】
2車単9-5　2,770円（12番人気）
3連単9-5-1　18,700円（71番人気）
決まり手：差し－差し

優勝／田尾駿介（S1・高知111期）
今回成績／特6・二3・準3・決1
次走出場予定／青森F1（9月1日～3日）

どんな展開でも、久保田（泰弘）、僕、室井（健一）さんのところで粘られると思っていたので、覚悟を持って負けないようにと思っていました。
打鐘の3コーナー（鈴木竜士の動き）を凌げたのが1番大きかったと思います。そして内のコースを開けないように意識して走りました。
河端（朋之）さんも凄いかかりでした。道中、しっかり回せていたので、最終4コーナーからも伸びるイメージがありました。伸びていく感じはありましたが、まさか久保田を抜けるとは思っていませんでしたね。（1着は）無我夢中で踏んでいたので、大型ビジョンのVTRを確認して実感しました。
追い込みは、まだまだ技術不足があり、四国の先輩方にアドバイスをいただきながら、しっかり磨いていきたいと思います。これからは隙のないレースをしたいと思うし、先輩方の技術を学んだり、後輩の頑張りなどに応えられるように頑張っていきたいです。

※同時開催のガールズケイリン結果は、次ページをご覧ください！

2022年8月13日　京王閣競輪F2
ガールズケイリン（最終日）

※3日目のレポートはこちら

【函館競輪（最終日）11R＝L級ガールズ決勝】
1／比嘉真梨代（L1・沖縄114期）
2／岡本二菜（L1・東京118期）
3／渡口まりあ（L1・山口114期）
4／吉村早耶香（L1・静岡112期）
5／中野咲（L1・愛知110期）
6／青木美保（L1・埼玉118期）
7／尾崎睦（L1・神奈川108期）

【レース展開】

誘導以下、7尾崎、1比嘉、6青木、3渡口、5中野、4吉村、2岡本で周回。打鐘でも隊列は変わらず、打鐘過ぎ3コーナー付近から渡口が仕掛けていく。渡口を中野が追うが、内から尾崎も盛り返し、尾崎は最終2コーナーから捲りで抜け出す。尾崎を中野が追い、直線では内から比嘉、外から吉村も追い込むが、尾崎が振り切って優勝ゴール。2着に中野、3着に吉村が入線した。

【京王閣競輪（最終日）11R=L級ガールズ決勝・結果】
2車単7-5　2,460円（10番人気）
3連単7-5-4　6,230円（24番人気）
決まり手：捲り－マーク

優勝／尾崎睦（L1・神奈川108期）
今回成績／予2・予3・準2・決1
次走出場予定／向日町F2（8月21日～8月23日）

昨日、一昨日と走ってみて、自分の体の感じなどから、前からの組み立てでもいいのかなと思って組み立てました。最終2コーナー付近では、今まで違反点であっせんがとまっていたので、遠慮している部分があったのですが、師匠などに大事なところではしっかり勝負をしないとダメだと言われてきたので、しっかり勝負しようと思って戦いました。
優勝したくて、凄く力みましたし、無我夢中でしたね。昨日より半周短い距離からの踏み出し、これで抜かれるのは仕方がないと思って仕掛けたので、後ろを振り切れて良かったです。
今回は、自分にプレッシャーを与えて優勝することだけを考えて毎日過ごしました。今年は競輪祭に胸を張って出られるように、練習を頑張りたいと思います。

＼京王閣G3（最終日）注目選手ピックアップ／

【最終日1R＝L級ガールズ一般】


「強い気持ちで巻き返す」
1着／又多風緑選手（L1・石川122期）

雨だったので、前々にいたかったし、（藤田）まりあさんより先に仕掛けたいと思っていました。最終2コーナーからは徐々にペースを上げていって、コーナーのコース取りを気にしながら走りました。初日、2日目は悪すぎて（お客さんに）申し訳なかったので、それを巻き返すくらいの気持ちでいました。もっとトップスピードを上げたいです。

【最終日5R＝S級一般】


「20年やってきた事は捨てられない」
1着／桐山敬太郎が選手（S1・神奈川88期）
チャリレンジャー（スポンサード選手）

最終1センター付近で、バンクの上に上がれて下りが使えたし、9番車（山田裕哉）がけん制しづらいところに行けたので、ゴール勝負できるなと思っていました。一般戦でも1着は嬉しいですね。2、3場所全て番手戦で、急に自力の番組になる時もある。正直追い込みを考えたこともあるが、完全に追い込みに腹がくくれないというか、性格的に無理なのかなと。20年やってきた事を捨てるのは出来ない。この中で、どうにか上に戻れるようにと思います。