男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は12日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク18位のA・デ ミノー(オーストラリア)が同37位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-1, 6-3…

男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は12日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク18位のA・デ ミノー(オーストラリア)が同37位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-1, 6-3のストレートで破り、決勝進出を果たすと共に「ATPマスターズ1000」初優勝に王手をかけた。
>>【動画】デ ミノー MS初決勝進出の瞬間<<
>>デ ミノーらナショナル・バンクOP組合せ・結果<<
前週のミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)で今季2度目の準優勝を決めた24歳のデ ミノー。ナショナル・バンク・オープンに出場するのは3度目であり、最高成績は昨年の16強となっている。
今大会では1回戦で第11シードのC・ノリー(イギリス)、2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク141位のG・ディアロ(カナダ)、3回戦で第8シードのT・フリッツ(アメリカ)、準々決勝で第2シードのD・メドベージェフを下し4強入りした。
準決勝の第1セット、デ ミノーは第1ゲームから3ゲーム連取に成功。第5ゲームでは2度のブレークバックのチャンスを握られるも凌ぐと直後の第6ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。
続く第2セット、再びデ ミノーが第1ゲームから3ゲームを連取。その後、強風の影響もあり、第4ゲーム以降は互いにブレークを奪い合う展開に。デ ミノーはこのセットの第2ゲームで唯一サービスキープし、1時間17分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにデ ミノーのコメントを掲載し「とてもタフな一日だった。トリッキーなコンディションだったよ。風が強く、テニスをするのは簡単じゃなかった。最初のポイントからポジティブでいようと自分に言い聞かせたよ。それが今日の勝敗を分けたと思う」と語った。
「ここ2、3年、僕はその目標を追いかけてきたし、それを達成するために自分自身に大きなストレスをかけてきたかもしれない。僕は常に、自分自身の力を最大限に引き出そうとしている。今の自分に満足していないから、前進し続けるつもりだよ」
勝利したデ ミノーは決勝で第7シードのJ・シナー(イタリア)と第12シードのT・ポール(アメリカ)の勝者と対戦する。
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