男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は11日、シングルス準々決勝が行われ、第12シードのT・ポール(アメリカ)が第1シードで世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)を6-3, 4-6, 6…

男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は11日、シングルス準々決勝が行われ、第12シードのT・ポール(アメリカ)が第1シードで世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)を6-3, 4-6, 6-3のフルセットで破り、「ATPマスターズ1000」初のベスト4進出を果たした。
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前々週のインフォシス・ホール・オブ・フェーム・オープン(アメリカ/ニューポート、芝、ATP250)、前週のミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)と2週連続で8強入りした世界ランク14位で26歳のポール。
今大会では1回戦で世界ランク98位のD・シュワルツマン(アルゼンチン)、2回戦で同22位のF・セルンドロ(アルゼンチン)、3回戦で同70位のM・ギロン(アメリカ)を下し8強入りした。
準々決勝の第1セット、ポールは第1ゲームでブレークに成功。第7ゲームで2度目のブレークを奪い第8ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎える。ここでブレークバックを許すも第9ゲームで3度目のブレークを奪い先行する。
しかし、続く第2セット、第7ゲームでブレークを許したポールは直後の第8ゲームで得た3度のブレークバックのチャンスを活かせず。アルカラスに1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、第1・第2ゲームで互いにブレークポイントを掴むも活かせず。サービスキープが続くとポールが第6ゲームでブレークに成功し、2時間20分の激闘の末に勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにポールのコメントを掲載し「今日は本当にいい試合ができた。彼に対しては小さなミスも許されない。だから、ラリーの早い段階で良いショットを狙う必要があった」と語った。
「相手を倒せると思うことは助けになる。コートに入って“勝てるかどうかわからない”なんて思うことは絶対に避けたい。相手が誰であろうと、そういう姿勢で臨んではいけないね。それが少しは役に立ったと思う」
勝利したポールは準決勝で第7シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準々決勝でプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用して出場した元世界ランク6位のG・モンフィス(フランス)を6-4, 4-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には世界ランク18位のA・デ ミノー(オーストラリア)と同37位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が4強に駒を進めている。
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