男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)に第5シードとして出場している世界ランク6位のH・ルーネ(デンマーク)が9日、男子プロテニス協会のATP公式サイトに登場。インタビューが掲載され、昨シーズ…

男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)に第5シードとして出場している世界ランク6位のH・ルーネ(デンマーク)が9日、男子プロテニス協会のATP公式サイトに登場。インタビューが掲載され、昨シーズン終盤からの躍進や自身のライバル、そして目標などを語っている。
>>アルカラス、ルーネらナショナルバンクOP組合せ<<
ルーネは昨年9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)に当時世界ランク33位として出場。3回戦でC・ノリー(イギリス)に敗れたあとは約2週間の休養をあえて入れリフレッシュ期間とした。
その後、S・ウィリアムズ(アメリカ)S・ハレプ(ルーマニア)らのコーチを務めたパトリック・ムラトグルー氏をチームに招き入れ躍進。10月のソフィア・オープン(ブルガリア/ソフィア、室内ハード、ATP250)で準優勝すると、ストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)で優勝し、スイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)で準優勝するなど好成績をおさめた。
そして11月のロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)ではS・ワウリンカ(スイス)H・フルカチュ(ポーランド)A・ルブレフF・オジェ アリアシム(カナダ)N・ジョコビッチ(セルビア)らを破る快進撃で「ATPマスターズ」を初制覇。一躍トップ選手の仲間入りを果たした。
ルーネは全米オープンの敗退から休養、そして躍進と目まぐるしく変化した昨季後半について「僕はただ、自分自身に言い聞かせたんだ。自分はもっと良くなれるし、もっと良いことができる。自分の可能性を無駄にしたくないとね」とコメント。
「(今シーズンも)精神的にも肉体的にもかなり上達したよ。何事にも真剣に取り組むようになったし、毎日どんな会でもプッシュするようになったんだ。去年の全米オープンの後はさらにハードに取り組んで、自分が望んでいたレベルに到達できたと思う。一生懸命やっているつもりでも、結果が伴わない。いつもそうだと思うんだ。何かが欲しいときは、どんなことでもする。そして去年は、その時の自分に満足していなかった。そして『よし、1つの方法がある。それは、足を踏みしめてただ働くことだ』と思ったんだ」
今年4月に20歳となったルーネは最後に自身のライバルに言及。それは今年5月に20歳となった世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)で、彼らはジュニア時代にダブルスのパートナーを組んだ仲でもある。
「世界6位になれてうれしいけど、満足はしていないよ。6位で終わりたくない。1位になりたいのはみんなに対する秘密なんかじゃない。今は、今年の初めよりも10倍頑張ろうと思っている。だからうまくいけば、すべてがうまくいくはずなんだ」
「本当に楽しいよ。ライバル関係がスポーツにとって重要なのは、それがスポーツを大きく成長させるからだと思う。そして、もし1人の優れた選手しかいないのなら、もちろん、その1人の優れた選手にとっては素晴らしいことだ。しかし、多くの選手がいる場合ほど競争は激しくならないだろう」
「ロジャー(フェデラー)、ラファ(ナダル)、ノヴァーク(ジョコビッチ)、そしてボルグやマッケンローがやったことは、テニスを別のレベル、別の次元をもたらしたと思うんだ」
ルーネは今大会、初戦の2回戦で予選から出場している世界ランク70位のM・ギロン(アメリカ)と対戦する。
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