男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は7日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク3位のM・ラオニッチ(カナダ)が第9シードで世界ランク10位のF・…

男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は7日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク3位のM・ラオニッチ(カナダ)が第9シードで世界ランク10位のF・ティアフォー(アメリカ)を6-7 (12-14), 7-6 (7-4), 6-3の逆転フルセットで破り、2019年以来4年ぶりの同大会出場の初戦を白星で飾った。
>>アルカラス、ダニエルらナショナルバンクOP組合せ<<
32歳のラオニッチは度重なる負傷で長い間ツアーを離れており、今年6月に2021年以来 約2年ぶりに復帰。4試合を戦い2勝2敗という成績を残して母国へと戻ってきた。
試合は第1セットから激闘となる。1度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入すると、互いにミニブレークを許すことなく終盤へ。3度ずつセットポイントを凌ぎ12-12となった場面でラオニッチが初めてミニブレークを許してしまう。ティアフォーにこのチャンスを決められてしまい1時間3分で第1セットを落とす。
第2セットは互いに1度もブレークチャンスすら相手に与えないプレーを見せ再びタイブレークに。ラオニッチは先にミニブレークされるも、そこから3度のミニブレークを返し逆転でセットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセット、母国の観客の声援を後押しにラオニッチは第2ゲームでブレーク。このリードを最後まで守り切り2時間42分の熱戦を制した。ラオニッチはこの試合で37本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入ったときのポイント獲得率は87パーセントと高い水準を記録している。
カナダ人男子として初めて世界ランクトップ10入りを果たすなど、D・シャポバロフ(カナダ)F・オジェ アリアシム(カナダ)に多くの影響を与えてきたラオニッチ。2回戦では予選から出場している世界ランク115位のダニエル太郎と対戦する。ダニエルは1回戦で同30位のA・マナリノ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第12シードのT・ポール(アメリカ)、第15シードのH・フルカチュ(ポーランド)、第16シードのL・ムセッティ(イタリア)らが初戦を突破した。
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