横浜赤レンガ倉庫で7月29、30日「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL 2023(以下、YUSF)」が開催された。主催はYUSF 2023実行委員会。“都市型スポーツとストリートカルチャー”をメインコンテンツとして…

横浜赤レンガ倉庫で7月29、30日「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL 2023(以下、YUSF)」が開催された。主催はYUSF 2023実行委員会。

“都市型スポーツとストリートカルチャー”をメインコンテンツとして、昨年6月に初開催。第2回となる今年はスケートボード、ブレイキン、パルクール、BMXフラットランド、ダブルダッチ、パルクール鬼ごっこに加え、フリースタイルフットボール、3×3の2競技が新たに追加された。

見どころは各競技選手たちの熱いパフォーマンス。東京2020オリンピック代表選手も出場したことで、彼らの勇姿を一目見ようと多くの観客が押し寄せた。また、キッズ向けコンテンツやマーケットプレイスなど、家族連れが楽しめるコンテンツも盛りだくさんだった。


©Hikaru Funyu / YUSF

スケートボード

会場入口のすぐそばにステージが組まれたスケートボード競技。選手が「ラン」と「ベストトリック」で優勝を競った。注目の決勝ブロックでは、男子・白井空良や女子・織田夢海といった面々が惜しげもなくトリックを披露。

その中で、白井を抑えてみごと1位に輝いたのが根附海龍。女子は昨年と同じく織田夢海となった。直前に出場していたアメリカ大会では、体調が優れず7位に甘んじた織田。YUSFでは強風に悩まされたシーンもあったが、ここ一番で得意技のフィーブルを見せ、合計24.1ptを獲得。「自分のスケートができた」と満足そうな表情を浮かべた。


©Yoshio Yoshida / YUSF
©Yoshio Yoshida / YUSF

また同会場では、経験者らによるキッズ向けのスケートボード体験会も行われ、多数が参加。トリックのアドバイスに熱心に聞き入る姿が印象的だった。


©Yoshio Yoshida / YUSF

 

BMXフラットランド

スケートボード会場のすぐ隣では、BMXフラットランド競技が進行。決勝はAグループとBグループ計10人で勝敗が争われた。約3m四方のステージには、全国から集ったライダーが登場。30秒のライドを6本披露し、そのうち上位3本の得点合計で競った。

最も盛り上がったのはベストトリック。選手がバースピンやマニュアルの派生技を繰り出し、その完成度とオリジナリティーで魅せると、観客から「わー」という歓声が。なかには興奮して腕を振り上げる人もいた。


©Hikaru Funyu / YUSF
©Jason Halayko / YUSF
©Hikaru Funyu / YUSF

 

パルクール

フードエリアに近い会場では、昨年も人気だったパルクールが開催。10秒のランでセクションを使ったパフォーマンスを行い盛り上げるワンフローバトルが採用された。36人からなるトーナメント制で、3人のジャッジによるフラッグで勝敗が決まった。

注目のカードは決勝のコウタロウとカイト。ハイレベルな技を繰り出すコウタロウに対して、空中でアクロバティックなスピンジャンプを2連続で見せたカイトが優勝をもぎとった。これでカイトは大会2連覇となった。


©Kazuki Murata / YUSF
©Jason Halayko / YUSF

また30日のパルクールエリアではキッズ向けの体験会も開催。「パル鬼」と称し、大人と子供が入り混じってアクティブな鬼ごっこを楽しんだ。


©Hikaru Funyu / YUSF
©Hikaru Funyu / YUSF

 

2日間を終えて

昨年と同様、もしくはそれ以上の盛況ぶりをみせた「YUSF 2023」。これはそのまま、世間からアーバンスポーツへの関心の高さをあらわすバロメーターだと言ってもいいだろう。両日とも35℃以上の猛暑日だったが、選手たちのパフォーマンスにはそれ以上の熱気がこもっていた。来年もここで彼らの活躍を見るのが楽しみだ。

  

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