驚異的な強さでスペンスJr.を圧倒したクロフォード。井上の名も出るPFPランクでも1位に推す声は根強い。(C)Getty Images  真夏の祭典を締めくくるメインイベントは、衝撃的な結末となった。 7月30日にさい…

 

驚異的な強さでスペンスJr.を圧倒したクロフォード。井上の名も出るPFPランクでも1位に推す声は根強い。(C)Getty Images

 

 真夏の祭典を締めくくるメインイベントは、衝撃的な結末となった。

 7月30日にさいたまスーパーアリーナで行われた格闘技イベント「超RIZIN.2」で実現した「RIZINフェザー級王者決定戦」で、朝倉未来(トライフォース赤坂)はヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に惨敗を喫した。

【動画】朝倉未来、衝撃のタップ負け ケラモフが圧倒したシーンをチェック

 

 勝負は一瞬の出来事で決した。開始直後から打撃を警戒しあうなかで、朝倉が距離を詰めると、ケラモフが片足タックルを炸裂。足を取られた朝倉はパンチを受けながらテイクダウンされ、あっさりとマウントポジションを取られてしまう。

 窮地に陥りながらもなんとか立ち上がって逃れようとする朝倉に対して、ケラモフはひじ打ちを振り下ろすと、バックから組み付いてスリーパーを決める。そして首元に深く入った太い腕をグイグイと締め上げると、朝倉が落ちる寸前にタップ。大注目の一戦は1回2分41秒で決着した。

 劣勢を覆せずに、リアネイキッドチョークで初のタップ負けを喫した。そのショックからか、試合後の会見では表情を隠すように目深に帽子を被って登場すると、「うーん、今は言葉がない」と絶句。「反省するような内容ではなかったというか、何もしてないので……。今までの負けとは訳が違う」とひたすらに落胆した。

 30歳での格闘技からの引退と口にした朝倉。今後については「目標はないです。何も」と話すにとどまった。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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