女子ゴルフの国内第21戦「楽天スーパーレディース」(兵庫県・東急グランドオークゴルフクラブ/6636ヤード、パー72)は30日、最終ラウンドが行われ、櫻井心那が6バーディ、ノーボギーの66で回り、通算21アンダーでツアー2勝目、今季2勝目を…

女子ゴルフの国内第21戦「楽天スーパーレディース」(兵庫県・東急グランドオークゴルフクラブ/6636ヤード、パー72)は30日、最終ラウンドが行われ、櫻井心那が6バーディ、ノーボギーの66で回り、通算21アンダーでツアー2勝目、今季2勝目を飾った。1打差20アンダー2位にイ・ミニョン(韓国)、2打差19アンダー3位に鈴木愛が入った。

◆【実際の映像】バーディ合戦制したのは櫻井心那、最終18番パットを沈めて優勝を果たした瞬間

■ショット、パットとも冴えた櫻井

最終組の鈴木と櫻井は、前半から追いつ追われつのシーソーゲームを繰り広げた。

2打差15アンダー2位から出た櫻井は1番、ベタピンにつけタップインのバーディ。すると、鈴木は2番でワンピンに寄せバーディ。櫻井が4番パー5でバーディを奪えば、鈴木は5番で長いバーディパットを決める。2打差がなかなか縮まらない序盤となった。

動いたのは前半終盤。櫻井が7番パー5でバーディ、続く8番でも20ヤード近いパットを沈め、連続バーディ。首位の鈴木を捕らえてサンデーバックナインへと向かった。

櫻井は後半早々の10番、2打目をまたしてもベタピンにつけバーディ。単独首位に立つ。13番パー5、鈴木がピン手前からの長いバーディパットをねじ込むと、櫻井が1メートルのバーディパットを外す。これで二人が再びトップ(20アンダー)に並ぶ。

13番で流れが変わるかと思われたが、櫻井は14番、ピン奥1メートルを沈めてバーディ、また抜け出す。一方、鈴木は16番のティーショットが左ラフ。2打目はガードバンカー。そこから寄せ切れず、痛恨のボギー。

2打リードで迎えた最終18番パー5、櫻井は3オンからのバーディパットこそ左を抜けるも、パーパットを難なく沈め、笑顔で右手は掲げた。過酷な真夏の4日間大会を逆転で制したのは19歳の櫻井、史上4番目の若さでのツアー2勝目となった。

櫻井は優勝スピーチで、「こんなに2勝目を早く挙げられるというのが信じられないんですけど、この大会で優勝できそうだというのは少し感じていて、今すごくフワフワして不思議な気持ちです。最後まで自分を信じて戦うことができて良かった」と率直な思いを吐露した。

■主な上位選手最終成績

上位選手の主な最終成績は以下の通り。

優勝/21アンダー/櫻井心那 2位/20アンダー/イ・ミニョン(韓国) 3位/19アンダー/鈴木愛 4位タイ/17アンダー/全美貞(韓国)、岩井明愛、小祝さくら 7位/16アンダー/永井花奈 8位タイ/15アンダー/吉田優利、佐久間朱莉 10位タイ/14アンダー/鶴岡果恋、後藤未有

蛭田みな美、藤田さいき、仁井優花は13アンダー12位タイ。川岸史果は12アンダー16位タイ。野澤真央は11アンダー19位タイ。川﨑春花、穴井詩、桑木志帆、安田祐香は9アンダー26位タイ。ホステスプロの稲見萌寧、金澤志奈は8アンダー34位タイに終わった。

◆【実際の映像】バーディ合戦制したのは櫻井心那、最終18番パットを沈めて優勝を果たした瞬間

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文●河野道久

#楽天スーパーレディース 🏆|#Round4

熾烈なバーディー合戦を制したのは #櫻井心那 !!!✨
逆転Vで今季2勝目を飾りました🎉

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— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) July 30, 2023