男子テニスのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)は28日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク439位の錦織圭は第1シードで同9位のT・フリッツ(アメリカ)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、2021年1…

男子テニスのアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)は28日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク439位の錦織圭は第1シードで同9位のT・フリッツ(アメリカ)に4-6, 2-6のストレートで敗れ、2021年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来 約1年9ヵ月ぶりのツアー復帰大会でベスト4進出とはならなかった。
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>>錦織らアトランタOPの組合せ<<
33歳の錦織は、先月のカリビアン・オープン(プエルトリコ/パルマスデルマル、ハード、ATPチャレンジャー)で約1年8ヵ月ぶりに復帰し優勝した後、チャレンジャー2大会に出場した。
アトランタ・オープンにはプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用して世界ランク48位として出場。1回戦で世界ランク63位のJ・トンプソン(オーストラリア)、2回戦で同156位で18歳のシャン・ジュンチェン(中国)を下し8強入りした。
過去3勝0敗のフリッツと相まみえたこの試合、互いにラブゲームでサービスゲームをキープして序盤5ゲームを消化する静かな立ち上がりに。それでも徐々にストローク戦の熱が上がっていくと第6ゲームでフリッツに両者を通じ初めてリターンゲームでポイントを許す。それでも錦織はサービスからの3球目の攻撃で自身のポイントに繋げるなど安定したプレーを見せキープを続ける。
第7ゲーム、錦織が深いリターンからファーストポイントを取り初めてリターンゲームでポイントを掴む。しかしフリッツも強烈なサービスを武器にテニスを展開し、隙を見せることなくキープする。
ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームで錦織はこの日初めてブレークチャンスをフリッツに握られると、ラリー戦の末に最後は錦織のフォアハンドがアウトになり、32分で第1セットを落とした。
第1セット終了後、錦織はテーピングを巻いた左ひざ部分を治療するためメディカルタイムアウトを取得。
再開後の第2セット、第2ゲームからフリッツに攻め込まれた錦織は再びラリー戦からブレークポイントを凌ぎ切れず先にブレークを許す。その後第7ゲームでこの試合初めてブレークチャンスを手にしたがこれを決められずキープされると、ゲームカウント2-5で迎えた第8ゲームでとどめとなるブレークを奪われ力尽きた。

錦織は勝利すれば長期離脱前の2021年8月ムバダラ・シティ・オープン(アメリカ/ワシントン、ハード、ATP500)以来 約2年ぶりのツアーでの4強入りだったが、今大会はフリッツに阻まれた。
勝利したフリッツは準決勝で第8シードのJ・J・ウルフ(アメリカ)と対戦する。ウルフは準々決勝で世界ランク88位のD・ケプファー(ドイツ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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