4月18日からドイツ・シュツットガルトで開幕の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTAプレミア/インドアクレーコート)。 日曜日に行なわれた決勝で、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)が、ラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-4 6-0で下し…

 4月18日からドイツ・シュツットガルトで開幕の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTAプレミア/インドアクレーコート)。

 日曜日に行なわれた決勝で、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)が、ラウラ・シグムンド(ドイツ)を6-4 6-0で下して連覇を達成した。

 シグムンドは試合開始後9分で3-0とリードする素晴らしい立ち上がりを見せたが、ケルバーがここから5本中3本のブレークポイントを奪い返すなどして巻き返し、39分で第1セットを奪った。

 ケルバーは全豪オープンのチャンピオン。第2セットは相手のサービスをブレークしてスタートさせて流れをつかみ、相手にエラーを強いた。シグムンドにとっては地元ドイツでは初の決勝進出だったが、ケルバーに最初のマッチポイントを決められ、81分で敗れた。

「これ以上うまくはいかないという感じだったわ。自分のリズムをつかむのに少し時間がかかったけど、最後はうまくプレーできてうれしい」とケルバー。

 第2シードのケルバーにとってはWTAツアーで9度目のタイトルで、初の連覇となった。

 シグムンドは71位。今季のクレーではチャールストンの大会でベスト8に進出するなど、今までにない好成績を収めている。今大会では準決勝で第2シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)、第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、第6シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)をそれぞれストレートで破っての決勝進出だった。彼女はこれでキャリアハイとなる42位に浮上する見込みだ。

「私は本当にトライした。そしてもっといいプレーかできるのもわかっていた」と28歳のシグムンド。「この大会ではもうこれ以上テニスが出来る状態ではなかった。いくつかの場面ではもう限界だった」。(C)AP