新井監督率いる広島はリーグ2位と好調。トレードはあるのか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 広島には…

新井監督率いる広島はリーグ2位と好調。トレードはあるのか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
広島には実績十分でありながらも、なかなか一軍での出場機会を得られていない投手は多い。他球団からすれば「使わないならほしい」と思わせるほどの“宝の山”と言って良いだろう。そのため、二軍でくすぶっている投手に新天地でチャンスを得られるのではと考えている野球解説者もいる。
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現役時代にロッテで活躍した里崎智也氏が自身のYouTubeチャンネルで、「トレードに出してあげた方がいい」広島の投手として岡田明丈、薮田和樹、一岡竜司の3人の名前を挙げ、「もう使わないんだったら、トレードで出してあげても本人たちのためかな」と語った。
広島には島内颯太郎や矢崎拓也、ターリーなどリリーフ陣が充実している。加えて、松本竜也や益田武尚といった20代前半の若手も徐々に台頭しているため、岡田らには出番が回ってくる可能性が低いと指摘。そして、「ちょっと岡田、薮田、一岡は今のチームではなかなか厳しい。それだったら心機一転違うチームでっていう」とした。
里崎氏はリリーフ陣の充実さを口にしていたが、九里亜蓮や森下暢仁、大瀬良大地など先発の枚数も揃っている。また、広島月間別の防御率を見ると3・4月(2.78)、5月(3.34)、6月(3.39)、7月(2.21)と夏場を迎えて状態を上げており、ますます一軍に席がなくなっている。
今シーズンは薮田は一軍の登板が3試合に留まり、防御率9.00と結果を残せておらず、岡田と一岡は一軍登板がない。それでも、薮田は2017年に15勝、岡田は2017年に12勝をあげてリーグ連覇に貢献。一岡も2017年、2018年ともに59試合に登板して広島の平成の黄金期を支えるリリーフエースとして活躍した。実績のある3人だけに一軍で使わないのであれば、他球団で活躍する道もありそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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