井上に自身も敗れていたモロニー。その強さを知るからこそフルトンの敗北を予想するのは容易かったのかもしれない。(C)Getty Images 7月25日に東京・有明アリーナで行なわれたタイトルマッチで、挑戦者となった井上尚弥(大橋)は…

井上に自身も敗れていたモロニー。その強さを知るからこそフルトンの敗北を予想するのは容易かったのかもしれない。(C)Getty Images

 7月25日に東京・有明アリーナで行なわれたタイトルマッチで、挑戦者となった井上尚弥(大橋)は、WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者のスティーブン・フルトン(米国)に8回TKO勝ち。無敗同士の大一番を制し、4階級制覇を成し遂げた。

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 日本列島を熱狂させたビッグマッチは、世界的な注目も集まっていた。試合後には多くのファンはもちろん、メディア、識者、そして現役選手もSNSでさまざまな反応を示した。そのなかで、なかなかに興味深い行動を見せたのが、現WBO世界バンタム級王者のジェイソン・モロニー(豪州)だ。

 2020年に米国・ラスベガスで井上に7回KO負けを喫し、病院送りとなっていたモロニー。身をもって“モンスター”の恐ろしさを知る32歳は、戦前から米ボクシング専門番組『ProBox TV』など複数の海外メディアで「彼はしばらく負けることはない」「他と違うんだ」と、日本のカリスマの勝利を確信していた。

 井上の勝利に揺るぎない自信を持っていたモロニーは、試合後に自身のインスタグラムのストーリー動画を更新。スポーツベッティングで合計494ドル(約6万9160円)の儲けを手にしたことを報告した。

 モロニーが「俺はボクシングをわかっている」と記した投稿には、井上が8回で勝利することに300ドル(約4万2000円)、そしてKOもしくはTKOでフルトンが敗れることに194ドル(約2万7160円)を手にした事実が分かる画像が添付された。

 試合前には「イノウエは特別なファイターだよ。僕はそれぐらいに彼を高く評価しているんだ」とも語っていたモロニー。彼の投稿がスクショされて拡散されると、一部のファンから反応が寄せられ、「予想当たってて凄い」「君の目に狂いはないね」と称えられた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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