男子プロテニス協会のATPは25日、公式サイトで世界ランク439位の錦織圭の復帰までの道のりを『錦織圭のカムバックの裏話』と掲載。股関節の手術や足首の度重なる怪我により復帰できなかった期間に錦織は「何度か(引退を)考えそうになりました」と…

男子プロテニス協会のATPは25日、公式サイトで世界ランク439位の錦織圭の復帰までの道のりを『錦織圭のカムバックの裏話』と掲載。股関節の手術や足首の度重なる怪我により復帰できなかった期間に錦織は「何度か(引退を)考えそうになりました」と苦悩を明かした。
>>【動画】錦織 ツアー復帰戦、勝利の瞬間両手を突き上げる<<
>>錦織 ツアー復帰大会2回戦 1ポイント速報<<
>>錦織、西岡らアトランタOPの組合せ<<
33歳の錦織は昨年1月に股関節の手術を行って以降ツアーを離脱。その後、股関節は完治したものの、度重なる足首の負傷によりツアーを長期的にツアーを離れることとなった。
錦織は25日、男子プロテニス協会のATPのインタビューに答え「股関節の手術後、8~9ヶ月のリハビリを経て、ほぼ復帰の準備が整ったところで足首を捻挫してしまいました。足首の捻挫は複雑で、初見よりもずっと悪いことが分かりました。それが原因で、復帰がさらに4、5ヵ月遅れることとなりました」とコメント。
「何度か(引退を)考えそうになりました。あと一歩のところで2度目の怪我を負ったのは精神的にショックでした。そこから復帰できるかどうかも分からなかったです。それが一番辛かったですね」
それでも錦織は先月のカリビアン・オープン(プエルトリコ/パルマスデルマル、ハード、ATPチャレンジャー)で約1年8ヵ月ぶりに復帰し優勝。その後、チャレンジャー2大会を経てアトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)で2021年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)以来となるツアー大会復帰を果たした。
アトランタ・オープンにはプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用し世界ランク48位として出場。25日にシングルス1回戦を戦っており、世界ランク63位のJ・トンプソン(オーストラリア)を7-6 (7-5), 7-6 (7-5)のストレートで破って初戦突破を果たし、約1年9ヵ月ぶりのツアー復帰戦を白星で飾った。
[PR]錦織 圭 ツアー復帰戦 7/24~「男子テニスATPツアー250 アトランタ」、7/31~「ATP500 ワシントンD.C.」をWOWOWで放送・ライブ配信・アーカイブ配信
■WOWOWオンデマンドはこちら>