全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は25日、新たにバスケットボールが札幌市で始まり、苫小牧市でのソフトテニスと…
全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は25日、新たにバスケットボールが札幌市で始まり、苫小牧市でのソフトテニスと合わせて2競技が行われた。北海道勢は、バスケットボール女子で日本航空北海道が足羽(福井)を75―72で下し、総体初勝利を挙げた。男子は旭川工が2回戦に進出した。
バスケットボール女子で総体初勝利を挙げた創部1年目の日本航空北海道。1年生だけのチームは、持ち味の結束力で接戦をものにした。
試合は、マリからの留学生ファトゥマタ・カマラ選手がチーム最多の22得点をマークするなど優位に進めたが、父がドイツ人でU―15(15歳以下)元ドイツ代表の庵原有紗選手の脚がつるなどして、終盤には2点差に詰め寄られた。
しかし、ここから持ち味を発揮。1年生15人全員が寮生活を送り、「誰が何を考えているかすぐわかる」(西川葵主将)というチームワークで守り切った。
試合後、矢倉直親監督は「最後まで集中を切らさずによくやれた。試合のたびに成長が目に見えてわかる」とたたえた。次戦に向けて、西川主将は「3点シュートを打たせないようにしたい」、庵原選手は「笑顔で楽しくを忘れずに、体を張って頑張る」と話していた。