絶対エース、佐々木朗の離脱はチームにも痛手となりそうだ(C)Getty Images 首位争いを繰り広げるロッテに激震が…

絶対エース、佐々木朗の離脱はチームにも痛手となりそうだ(C)Getty Images

 首位争いを繰り広げるロッテに激震が走った。7月25日、佐々木朗希が出場選手登録を抹消された。球団は千葉県内の病院で精密検査を受け、左内腹斜筋損傷と診断されたと発表した。いわゆる左脇腹の肉離れとみられ、全治は2カ月の見通しで、今季中の復帰が難しい恐れも出てきた。

 佐々木朗は24日に本拠地で行われたソフトバンク戦に先発登板。6回、93球を投げ4安打9奪三振1失点で降板。160キロ超えは1球のみでフォークを中心とした変化球主体の投球だった。6回のマウンドで左脇腹に違和感を覚え、翌日に検査を受けたとされる。

【動画】24日の試合では、佐々木朗は初回二死二塁から中村晃にスライダーを打たれ先制点を許していた

 オールスターゲームは19日の第1戦(バンテリンドームナゴヤ)に先発登板し、打者4人に対し、1回1安打2奪三振無失点。ソフトバンク戦は球宴後初の先発登板で中4日の登板間隔だった。

 プロ4年目の今季はここまで13試合に先発登板し、7勝2敗、防御率は両リーグトップの1・48で奪三振130個も両リーグ通じて今季最多だった。このまま離脱となれば今季も投手タイトルを取れない公算が大きく、リーグ優勝争いを演じているロッテにとっても離脱は大きな痛手となる。

 球団公式SNSでも故障が正式発表され、フォロワーからも「先々を考えると、しっかり治すことがベター」「CSには復活できるよう、じっくり治してほしい」と剛腕を気遣う投稿が相次いだ。

 昨季も右中指のまめがつぶれて3週間以上も戦列を離脱。高校3年時もU18ワールドカップで高校日本代表として選ばれた際にも指のまめに悩まされ、まめができやすい体質と言われてきた。今年も5月にまめの影響で3週間以上も登板間隔が空いたが、その後も指の状態は問題なかった。ところが自身初の中4日の先発登板で思わぬ部位を故障した。

 自身の球速の最速は165キロだが、ここ数戦はスピードボールよりも変化球を多めに投げ、スライダーで勝負することもあった。腹斜筋は投手を含めて野球選手が故障しやすい部位と言われており、体幹トレーニングでも特に強化が図られている。佐々木朗も体幹に対しては鍛錬を欠かさずにいたが、馬力が他の投手と比べて桁外れで、負担や疲労度も半端でなかったとみられる。

 今春のWBCで世界デビューを果たし、今やメジャー球団からも注目を集める球界屈指の投手の一人となった。年間通してのパフォーマンスが課題とされる中、本人が1番もどかしさを抱えているだろうが、しっかり治すことを願いたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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