圧巻の８ラウンドKOで４階級制覇を果たした井上。年内には４団体制覇も成し遂げるつもりだ(C)Getty Images 衝撃の決着シーンが米記者にも衝撃を広げている。 ７月25日、ボクシングの前世界バンタム級４団体統一王者・井上尚弥（…
圧巻の８ラウンドKOで４階級制覇を果たした井上。年内には４団体制覇も成し遂げるつもりだ(C)Getty Images
衝撃の決着シーンが米記者にも衝撃を広げている。
７月25日、ボクシングの前世界バンタム級４団体統一王者・井上尚弥（大橋）は、東京・有明アリーナにてWBC＆WBO世界スーパーバンタム級２団体統一王者スティーブン・フルトン（米国）と対決。新階級での初陣で８回１分14秒TKO勝ちを収め、日本人２人目の世界４階級制覇を成し遂げた。これでプロ戦績は、25戦無敗（22KO）だ。
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序盤から果敢にプレッシャーをかけていた井上。巧みなディフェンスを見せるフルトンの牙城を崩したのは、８回だ。右ストレートからの左フックでダウンを奪うと、なんとか立ち上がったフルトンに怒涛のラッシュを浴びせ、ここでレフェリーストップ。同じくキャリア無敗（21戦８KO）の王者から文字通りの圧勝を飾ってみせた。
勢いが止まらない“モンスター”の戦いぶりを受け、米著名ボクシングライターのダン・ラファエル氏は、自身のツイッターを更新。「８回にフルトンがダウンを喫すると、イノウエが畳みかけ、レフェリーストップ！」と速報すると、「完膚なきまでに叩きのめした」と続け、「簡単に122ポンドの統一王者となった。彼は偉大だ」と呟いている。
また、米放送局『CBS Sports』のアナリストを務めるルーク・トーマス氏は、「ボクシング界最高のP4P（パウンド・フォー・パウンド）という評価はすでに強固なものだったが、それがさらに強くなった。なんという暗殺者だ」と反応。その後も、決着シーンの動画を掲載するとともに、「世界で最も破壊的なフィニッシャーの一人だ」と称賛していた。
またしても注目の大舞台で圧巻のパフォーマンスを見せた井上。その驚異的な強さには、ただただ驚かされるばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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