互いに一切視線を逸らさなかったバチバチの睨み合いを見せた井上とフルトン。(C)Getty Images ともに準備は万端だ。 7月24日、ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(25日・有明アリーナ)の前日公…

互いに一切視線を逸らさなかったバチバチの睨み合いを見せた井上とフルトン。(C)Getty Images

 ともに準備は万端だ。

 7月24日、ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(25日・有明アリーナ)の前日公開計量が横浜市内で行なわれ、2団体統一王者のスティーブン・フルトン(米国)がリミットの55.3キロでクリア。一方の挑戦者である井上尚弥(大橋)も55.2キロでパス。双方ともに試合に向けて万全の仕上がりを見せた。

【動画】一切目線を逸らさない! フルトンと井上尚弥の好戦的な睨み合いをチェック

 フルトンと井上ともにバキバキになった肉体美を披露し、試合への期待感が高まった。その会見場で殺伐とした雰囲気が漂ったのは、計量後に両者がフェイスオフをした時だった。互いに一切目線を逸らさないバチバチの視殺戦を繰り広げたのだ。

 22日に行なわれた会見でフルトン陣営からテーピングに関するクレームを入れられ、それに対する反抗か。言葉こそ交わさなかったが、普段はクレバーな井上がいつも以上に好戦的に見えた。一方のフルトンもまんじりともせず、挑戦者に応戦。関係者が制止するまで約33秒。そんな時間以上に長く感じさせる睨み合いだった。

「23年で最高の戦い」とも評されるビックマッチへより高揚感を抱かせる計量には、海外のファンも沸き立っている。米興行大手の『Top Rank』がフェイスオフの模様を収めた動画を公開すると、瞬く間にコメントが殺到。そのなかで「もう待てない!」「フルトンからしてイノウエは巨大に見えているはずだ」「もう勝負は始まっている」「イノウエの仕掛けに王者は驚いているんじゃないか」といった井上の態度を称える意見が目立った。

 早くも話題沸騰となっている一戦はいかなる決着を見るのか。運命のゴングはいよいよ明日、鳴り響く。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


【関連記事】「デカさは十分」井上尚弥が披露した圧巻の肉体美が大反響 フルトン戦に向けて準備万端「間違いなく過去最強」

【関連記事】「パワーがありすぎる」フルトンとの体格差は関係ない!? 米元王者が井上尚弥の有利を主張「あいつはただただ強い」

【写真】“地球上で最強のアスリート” 井上尚弥を特集!