今季限りでレンジャーズとの6年契約が満了するレンジャーズのダルビッシュ有投手。契約延長をすることなく、フリーエージェント(FA)となれば、大争奪戦は確実と見られている。 ■地元記者がダルの契約“珍予想”&前半戦の成績に“同情”  今季限りで…

今季限りでレンジャーズとの6年契約が満了するレンジャーズのダルビッシュ有投手。契約延長をすることなく、フリーエージェント(FA)となれば、大争奪戦は確実と見られている。

■地元記者がダルの契約“珍予想”&前半戦の成績に“同情”

 今季限りでレンジャーズとの6年契約が満了するレンジャーズのダルビッシュ有投手。契約延長をすることなく、フリーエージェント(FA)となれば、大争奪戦は確実と見られている。

 今オフのFA市場でNO1との評価を受けている右腕の新たな契約の規模は、いったいどのようなものになるのか。年平均3000万ドル(約34億円)に達する可能性もあり、注目が集まっているが、ヤンキースの田中将大投手よりも大きな契約を求めることになるという、“珍予想”も地元メディアからは出ている。

 地元紙「ダラス・モーニングニュース」は「ゲーリー・フレイリー:ダルビッシュはタナカよりも大きな契約を望んでいる。しかし、レンジャーズが無関係というわけではない」との特集記事を掲載。同紙のフレーリー記者の“持論”を伝えている。

 同記者は、6勝8敗、防御率3.49という成績だったダルビッシュの前半戦について「(レンジャーズは)ダルビッシュの素晴らしい先発を無駄にしています。ダルビッシュが先発した試合で、レンジャーズは8勝11敗です」と指摘。援護の少なさで勝ち星が伸びずにいるエース右腕に“同情”している。

 その上で「レンジャーズがダルビッシュの投球を無駄にしていることが、彼の決断に影響をもたらすと思うか」との問いには、“珍予想”を展開している。

■「彼は証明したかったんです。彼はタナカよりも大きな契約を得ると」

「いいえ、すべてはお金次第だと思います。彼の今季最高の投球を振り返ってみましょう。ニューヨークでタナカと対戦したときです。彼は証明したかったんです。彼はタナカよりも大きな契約を得ると。日本から来た選手ではNO.1だと証明したかったんです」

 年俸総額が大きく影響することは確かだが、同記者はさらに、田中との関係についても言及。根拠は示していないものの、ダルビッシュが田中よりも大きな契約を望んでいるはずだとしている。2014年にポスティングシステム(入札制度)でヤンキースに入団した田中の契約は7年総額1億5500万ドル(約175億4600万円)。年平均では約2200万ドル(約25億円)だ。

 さらに、同記者は「日本人選手は海沿いの街を好む傾向にあると思います。なぜなら、より温暖な気候だからです。もしお金が大きな要因になるとしたら……海沿いの大都市にある球団になる気がします」とも持論を展開している。

 いったいどの球団と、どれだけの契約を結ぶのか。ダルビッシュの動向から目が離せないことは確かだ。 (Full-Count編集部)