パリ五輪日本代表選考会・全農CUP東京大会(7月22~23日/東洋大学赤羽台キャンパスHELSPO HAB-3)22日、大会初日が行われ女子シングルスで平野美宇(23=木下グループ)が準決勝に進んだ。準決勝では伊藤美誠(22=スターツ)と対戦する。


Q.今日を振り返って

1試合目もいい入りができたんですけど、2試合目の張本選手は前回大会の平塚大会でベスト8で負けてしまった選手だったので、すごく当たるって決まってから戦術だったり考えてきたことが発揮できたんじゃないかと思ってそれがすごく良かったです


Q.張本選手は手の内を知る相手。対策はしてきた

もちろん手の内が分かっている同志っていうのは変わりないのですが、その中でどういうふうに戦うかっていうのはレベルの高い選手になってくるとすごく大事なので。

特に張本選手すごく若いんですけど強いので、細かくしっかり考えて叩くことができたと思います。調子は状態としては普通にいいかなと思います。


Q.世界1位にも勝って調子がいいように見える

本当に何年間かなかなかあまり思うようなプレーができないことが多かったんですけど、その中で自分の土台がしっかり根っこみたいな部分ができてきたから、最近競った場面だったり、勝負の時にしっかりそれを発揮することができていると思うので。

今だけじゃなくて何年間か地味に頑張ってきて良かったなって、勝ったりこうやって選考に絡めている現状を見ると思います。


Q.具体的に

もともと結構基礎だったりしっかりラリーの基本ていうのを足から使うっていうのを16歳くらいからやっていて、それができているからこそ最近いろんな緩急だったり、いろんな処理っていうのが昔よりも種類が多くなってきていると思うので。そこが前より成長したかなって思います。


Q.明日に向けて

本当にしっかり明日の準決勝に残ることができてこっからがすごく大事だと思います。相手がどの選手であってもまずは結果よりも内容だったり自分が楽しんだりやってきたことをしっかり自分の力を出してその上で勝ち切れたら一番いいかなと思います。


Q.パリ五輪の代表選考も佳境で今どんな気持ち

プレッシャーを感じても意味がないということは、5年前の自分が一番体感していると思うので。

それを本当肝に銘じて結果よりもまずはしっかり楽しんで、しっかり今日やるべきことをやって、実力があればいけるしなければ落ちるそれだけのことなので、まずは自分がやってきたことだったりやるべきことをしっかり明日に向けて準備することが一番大切だと思います。


Q.明日に向けて

もちろん自分にとってはすごく2人はライバルではあるんですけど。

二人の存在が自分の悔しさを引き出して強くなってきたところがあるので、しっかりまずは準備してしっかり戦えるような準備をしてしっかり自分のやるべきことをやる


Q.他の選手がメンタル面を口にする中で平野選手は淡々としている印象

4、5年前に一番自分がポイントを気にして負けたのは自分だと思うので。同じことを繰り返しては成長していないと思うので、自分が一番分かっているものなので。

だからこそ自分が結果じゃなくて楽しんで内容に集中して試合をして結果は後から考えたいなと思います。