23日は中京競馬場でサマーマイルシリーズの2戦目にあたる中京記念(GIII、芝1600m)が開催されます。中京記念は20…

23日は中京競馬場でサマーマイルシリーズの2戦目にあたる中京記念(GIII、芝1600m)が開催されます。

中京記念は2012年の中京競馬場改修後に距離がマイルへと短縮され、サマーマイルシリーズに指定されました。

ただし、京都競馬場の大規模改修工事による日割り変更のため、2020年は阪神、21・22年は小倉が施行舞台となったため、2012年から19年の過去データを基に気になる騎手データを見ていきます。

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■過去データだけでは…

今年の中京記念に騎乗する騎手の中で、2012年から19年のレースで騎乗経験があるのは9騎手。各騎手のデータは次の通りです。

中京記念騎手別成績(2012年-2019年)

思わず「うーん」と唸らずにはいられないデータが算出されましたね。連対経験があるのは僅か2騎手で、その2騎手とも着順と人気のバランスが気になります。

レアケースですが、過去データだけで判断するのは少し危険かもしれません。

そのため今回は集計対象を2012年以降の中京芝1600m重賞に広げて再集計。近3年の京都金杯とシンザン記念を加えたデータは以下の通りです。

中京芝1600m重賞騎手別成績(2012年以降)

一部データが変わらない騎手がいますが、集計対象を広げたことで大体の傾向が見えてきました。

■穴なら2度激走のある幸英明騎手

まず取り上げるのが2021年以降の中京マイル重賞で好走が目立つ幸英明騎手です。

2021年のシンザン記念では8番人気のルークズネストで2着、22年の京都金杯では11番人気のダイワキャグニーで2着に激走しています。

注目ファクターは人気で、【中京芝1600m重賞】×【幸英明騎手】×【11番人気以内】は【0.2.0.2】で連対率は驚きの50%。

なお今年の中京記念で同騎手が跨るのが前日17時時点で15番人気のワールドウインズ(セ6、栗東・笹田和秀厩舎)。

さすがにこのままの人気では厳しそうですが、当日11番人気以内に支持されるようなら押さえてみてください。

■松山騎手は前走マイル出走馬と好相性

続いて期間内最多となる2勝を挙げる松山弘平騎手のデータを見ていきます。

2019年の中京記念では3番人気のグルーヴィット、2022年の京都金杯では7番人気のザダルをそれぞれ勝利に導いていますね。

そして両馬に共通するのが前走でマイル戦に使われていたこと。【中京芝1600m重賞】×【松山弘平騎手】×【前走マイル戦出走】は【2.0.0.4】で連対率は33.3%にまで上昇します。

今年の中京記念で松山弘平騎手が騎乗予定なのが、前日17時時点7番人気のセルバーグ(牡4、栗東・鈴木孝志厩舎)。

同馬は前走でマイル戦の米子Sに出走していたため、熱いデータに該当します。人気以上の激走がここで見られるかもしれません。

■M.デムーロ騎手は騎乗馬の年齢に注目

最後に少ない騎乗数で結果を残せているM.デムーロ騎手のデータを見ていきます。

中京記念は2015年に6番人気スマートオリオンで1着、17年に1番人気ブラックムーンで3着と、2度の馬券絡みがある同騎手。注目要素は騎乗馬の年齢で、【M.デムーロ騎手】×【5歳馬】は【1.0.1.1】で連対率は33.3%、複勝率は66.7%です。

なお今年の中京記念でM.デムーロ騎手が跨るのが、前日17時時点2番人気のディヴィーナ(牝5、栗東・友道康夫厩舎)。

ヴィクトリアマイルの着順と上がり最速が評価され人気になっていますが、先述のセルバーグと同様に本馬も熱いデータに該当するため、軽視禁物です。高い複勝率から3連複の軸候補として考えてみてください。

以上、中京記念の気になる騎手データでした。データ注目騎手として松山弘平騎手、M.デムーロ騎手の2名を取り上げます。松山弘平騎手が騎乗するセルバーグが馬券絡みするようなら配当が結構つきそうですね。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部 秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。