男子テニスのグランビー ナショナルバンク チャンピオンシップ(カナダ/グランビー、ハード、ATPチャレンジャー)は20日にシングルス2回戦が行われ、予選勝者で世界ランク579位のトゥロター・ジェームズが第1シードで同88位のT・コキナキス…

男子テニスのグランビー ナショナルバンク チャンピオンシップ(カナダ/グランビー、ハード、ATPチャレンジャー)は20日にシングルス2回戦が行われ、予選勝者で世界ランク579位のトゥロター・ジェームズが第1シードで同88位のT・コキナキス(オーストラリア)と対戦。7-6 (7-5), 2-0の時点でコキナキスが棄権を申告し、トゥロターが自身初のチャレンジャー大会ベスト8進出を果たした。
トゥロターはオーストラリア人の父を持つ兵庫県出身の23歳。西宮甲栄高校を経てオハイオ州立大学に進学した。バックハンドは片手で、強力なフォアハンドを武器とする選手だ。
今シーズン初のチャレンジャー大会出場となったトゥロターは、予選2試合を勝ち抜き本戦入り。1回戦では世界ランク396位のN・ポンウィス(アメリカ)をストレートで破り2回戦に進んだ。
2回戦はツアー大会で優勝経験もあり実績十分のコキナキスとの顔合わせとなった。
この試合の第1セット、トゥロターはリターンゲームで5度のブレークポイントを逃したものの、自身のサービスゲームではファーストサービス時に91パーセントの確率でポイントを獲得し、コキナキスに一度もブレークポイントを与えずキープを続けこのセットはタイブレークに突入する。
タイブレークではネットに詰めるなど攻撃的な姿勢をみせたトゥロターが先にセットポイントを握ると、最後はフォアハンドのウィナーを決め、このセットを獲得する。
第2セット、トゥロターは第1ゲームでブレークを奪い、続く第2ゲームもキープに成功。するとここでコキナキスが主審に歩み寄り棄権を申告した。この結果、トゥロターは自身初のチャレンジャー大会の準々決勝に駒を進めることとなった。
トゥロターは準々決勝で世界ランク288位のJ・マッケイブ(オーストリア)と対戦する。
なお、トゥロターはJ・ブライス(カナダ)とのペアで同日に行われたダブルスの準々決勝でも勝利しベスト4に進出している。