7月22日(土)から開幕の北海道インターハイ2023!今年も長く熱い夏の戦いの幕が上がります。『翔び立て若き翼 北海道総体2023』の愛称を冠した今大会は、少林寺拳法を皮切りに、合計31競技が北海道を中心に、山形県、栃木県、和歌山県でも行…

 7月22日(土)から開幕の北海道インターハイ2023!今年も長く熱い夏の戦いの幕が上がります。『翔び立て若き翼 北海道総体2023』の愛称を冠した今大会は、少林寺拳法を皮切りに、合計31競技が北海道を中心に、山形県、栃木県、和歌山県でも行われ、8月21日(月)まで約1ヶ月続いていきます。日本各地で晴れ舞台に挑む高校生たちの活躍への期待に胸が膨らみます。
 

 そんなひと夏の大きな夢や目標をつかむために努力する高校生のみなさん、そしてインターハイに関わる全ての人を応援したいという想いから、株式会社マイナビは、夏のインターハイを長く支えてきました。また今年度からは競技を行う選手の皆さんだけでなく、インターハイ開催地の高校生たちが大会を支える活動に取り組む『高校生活動』も応援しています。

 そしてこの度マイナビは、実際に高校生の皆さんとインターハイを盛り上げるべく、大会うちわのデザイン講義の機会を提供!市立札幌平岸高校普通科デザインアートコースから5人の生徒のお力をお借りし、キャリアについて考えながら、会場で配られるうちわを一緒に制作しました。それでは実際に行われた講義の様子を見ていきましょう!
 

プロと一緒にいざデザイン制作!

講師として登壇したのは、デザイナーとして働いている竹内彰太郎さん。金沢美術工芸大学を卒業後、株式会社博報堂で勤務し、これまでにマイナビの広告も制作しています。

竹内さんが過去に制作された広告

 今回市立札幌平岸高校の皆さんと制作するうちわの片面も、竹内さんが制作されました。

 デザインの意図について、「マイナビのパーパス『一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。』を意識し、多様な生き方を肯定できる広告にしようと考え制作しました。その結果、コピーライターと『さあ、キミらしい挑み方で。』のコピーを決定し、デザインは様々な図形が組み合わさったタイポグラフィにする表現に落とし込みました」と語っています。

 どんな人のために何をどんな形にデザインするか?を意識したプロの言葉に、生徒の皆さんも真剣に耳を傾けます。

 実際に制作が始まります。今回の講義ではアイデア出しを行い、後日1人1つずつデザインを提出。最終的に竹内さんとマイナビで投票を行い、5人のデザインから1つを大会のうちわのデザインとして決定します。

 まず初めに生徒の皆さんと行ったのは、デザインのアイデアを膨らます工程。実際に竹内さんも黒板を用いて説明します。今回のテーマである「YELL」をデザインで表現するため、紙の中央に記した「エール」から枝分かれするように、連想するワードを書き起こした後、全員で思いついた言葉を発表し合いました。
 

 参加者の加藤さんは「応援にはモノを使って応援するイメージと声を使って応援するイメージがあったので、メガホンとポンポンを書きました」、佐藤さんは「応援のイメージからポンポンとチアガールを書きました。また応援団は青空の下で応援しているイメージがあったので、青空と太陽も連想しました」と話したように、一つのワードからでも、十人十色で柔軟な発想が生まれます。

 数分でたくさんのアイデアを出してくれたみなさんに対して、竹内さんも思わず拍手を送ります。
 

 続いて、実際にアイデアを手書きで形にしていきます。思いついた言葉の中から、特に伝えたい・中心にしたい言葉を選び、様々な色やイラストのデザインに落とし込んでいきます。
 

 デザイン制作後は全員で机を囲み、1人ずつ自分の作品を発表しました。「身を乗り出して応援している様子をイラストにしました」、「生徒とか選手を小さく切り絵みたいにしてシルエットにして…」と、1人1人が思い思いのデザインを自分の言葉で形にしていきます。

 生徒のみなさんの力作に、竹内さんも質問やフィードバックを交えながら、熱心にプロからの言葉を返します。最後に一日を振り返っての感想を皆さんからいただき、和やかに特別講義は終わりとなりました。

特別講義を振り返って

加藤さん(3年生)

「スポーツはそこまで得意ではないので、考えるのが難しそうだなと思っていたのですが、講義を受けたことで、思っていたよりも多くの言葉やイメージを連想することができました。また、マイナビがそのインターハイの応援するとき、どういう応援の仕方をするのかを考えて広告を制作したという話を竹内さんから聞いて、同じように、自分に何ができるのかを考えることで、自分なりの作品が作れるのだなと思えました」

佐藤さん(3年生)

「普段地下鉄などで広告を見る時も、作る段階のことを深く考えることはなかったのですが、今日の講義で制作過程のお話を聞かせていただいて、思っていた以上に色々な発想から作られていることがわかりました。これまで授業で自分が作ったものも、もっと色んなことができたなと、改めて振り返ることができました。今日の講義は本当に感動して、これからの作品作りにも活かせるような貴重な経験になりました」

齋藤さん(2年生)

「デザインの仕事に興味があって今回参加しました。自分のデザインをみてもらう機会はそこまで多くないので、大丈夫かなと少し緊張していたのですが、広告デザインの作り方やアイデアについてたくさん見せていただいて、勉強になることばかりでした。ありがとうございました!」

江幡さん(2年生)

「実際にデザインを仕事にされている方からお話を聞けることも、自分のデザインを見てもらう経験もあまりなかったので、貴重な体験ができました。デザインする上での考え方や、そこからどのようにデザインが作られているのかを知れたので、今後の作品作りに生かせるような時間になりました」

西山さん(1年生)

 「自分は学校に入ったばっかりで、あまりデザインをしてないなと思ったので、学んでみようと思って参加しました。竹内さんから作品を見せていただいて、自分では思いつかないようなアイデアがたくさんあって勉強になりました。私は大きくするデザインが好きで、1つのイラストに集中して書いてしまうのですが、いろんなモチーフをたくさん入れる考えを今回竹内さんからお聞きして、アイデアや考え方も見せていただいて、 とても学びになる時間でした」

竹内さん

「どんな学生の方が参加されるかについては全然知らないまま参加したのですが、やはり皆さんも美術的な教育を受けている方なので、ベースの能力が高いと感じました。絵を描くのもアイデアの出し方もスケッチの描き方もすぐできてしまうのでとても教えやすかったですし、教える側としても色々なアイデアを見ることができて、とても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました!」

実際にうちわに選ばれたのは…

後日、竹内さんとマイナビでうちわのデザインに投票を行い、採用デザインを決定しました。その結果、この度は齋藤さんのうちわが選ばれました!会場で実際に配布されるのは齋藤さんのうちわですが、今回の講義の記念として、参加された生徒皆さんのうちわも制作し、学校にお届けしました。

採用された齋藤さんのうちわ

 素敵な写真をありがとうございました!

 マイナビは、インターハイの成功に向けて、自らの創意工夫を持って多様な活動に取り組む「高校生活動」の応援を通じて、夢や目標に向かって頑張るすべての人を応援します。

マイナビ公式サイトはこちらから
 

竹内彰太郎
1996年生まれ。京都府出身。2020年に金沢美術工芸大を卒業後、(株)博報堂に入社。主な受賞歴として、第85回毎日広告賞優秀賞、第88回毎日広告賞優秀賞、第25回グラフィック1_WALL 審査員特別賞がある。

市立札幌平岸高校
1980年「北海道札幌平岸高等学校」として開校。普通科にデザインアートコースが設けられている。