夏休みの訪れとともに、ママの頭を悩ませる献立問題。猛暑日が続く夏の暑い季節には、栄養をしっかりと摂ることが重要です。そこで、今回は夏休みの献立について、3つのアイデアをご紹介します。協力してもらったのは栄養士から一流レストラン…

 夏休みの訪れとともに、ママの頭を悩ませる献立問題。猛暑日が続く夏の暑い季節には、栄養をしっかりと摂ることが重要です。そこで、今回は夏休みの献立について、3つのアイデアをご紹介します。

協力してもらったのは栄養士から一流レストラン出身のシェフまで4,500名以上が登録する出張シェフサービス「シェアダイン」。様々なジャンルのシェフが多才なレシピを持つ料理人のプロ集団として、旬なメニューをSNSで発信しています。

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疲労回復を助ける栄養満点レシピ

管理栄養士のしゅんさくシェフに教えてもらったのは、疲労回復レシピ。

鮭からの良質なたんぱく質、抗酸化作用のある色素のアスタキサンチン、梅やライムのビタミンCとクエン酸、食欲増進と胃腸のサポートの働きがある大根おろしで迅速な疲労回復を助けるレシピです。

■焼鮭とネギの梅おろし

材料〈作りやすい分量〉
◯食材
サーモン切身 100g-120g(小さめ2切れ) 、塩0.5g、大根 100g、梅干し2~3個、万能ねぎ 20g、ライム10g

◯調味料A
ポン酢15g 醤油4g 砂糖 1g

〈作り方〉
1. サーモンに塩をひとつまみふってから焼く。
2. 大根をおろして軽く汁気を取り、万能ねぎを輪切りにする。梅干しの種と皮を取り除き、包丁で叩いてペーストにする。
3. 焼けたサーモンをほぐして2と調味料Aを入れて混ぜて、ライムを絞って完成。

火を使わず作れる和風スープレシピ

和食のポタージュ「摺り流し」を板前のアツシェフに教えてもらいました。野菜をレンジで温めて、出来上がったら冷やすだけの簡単涼レシピです。とうもろこしの他にアスパラ、ブロッコリー、かぼちゃでもアレンジができます。

■とうもろこしの摺り流し

材料〈2人分〉
◯食材
とうもろこし 1本、牛乳100ml 、鰹出汁100ml、塩 0.1g、醤油小さじ1/2

〈作り方〉
1. とうもろこしは皮付きのままでラップをしてレンジで4分ほど加熱。粗熱が取れたら芯から身を外しブレンダーやミキサーで滑らかにする。
2. 滑らかになったら牛乳、出汁を入れ、更に撹拌。この状態で味を見て塩味を付け、風味を出すために醤油を入れ味を整える。
※摺り流しは塩味が敏感に出るため控えめに入れて、入れ過ぎに注意して下さい
3. 冷蔵庫で良く冷やしたら完成。

缶詰を使った時短カレー

料理教室講師としても活躍しているshimaシェフに簡単すぎるズルレシピを教えてもらいました。

トマトソースと合わせてサバ缶や豆類の缶詰などを使うことで煮込み時間が短縮でき、固形ルーを使わずにカレーが作れます。

■サバ缶と夏野菜の本格インドカレー

材料〈2人分〉
◯食材
A[玉ねぎ(あらみじん切り)1個分、にんにく(すりおろし) 1個分、しょうが(すりおろし) 1かけ分]、オリーブオイル大さじ1〜、お好みの野菜200g程度、トマトソース 約300g、ブイヨンスープ150ml、サバ缶1缶、カレー粉大さじ2、塩 適宜

◯作り方
1.鍋に油をひき、Aを加えてかるく色づくまで炒める。薄めに切った野菜を加え、炒め合わせる。
2.トマトソースを加え、かるく水分を飛ばすように炒め、ブイヨンスープでのばし、ひと煮立ちさせる。
3.サバ缶を汁ごと加え、あらく身をほぐすようにして4〜5分煮る。カレー粉を加えてひと煮立ちさせ、塩で味を整えて完成。

今回1品料理をそれぞれのシェフに教えてもらいましたが、通常の出張シェフサービスでは3時間で12品程度の作り置きをご家庭のキッチンで調理するとのこと。

食のプロに作り置きを調理してもらうことで、3日程度調理時間の短縮ができるため、夏休み期間の献立を充実させてたいときに利用してみたいサービスですね。

[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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