男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は18日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク437位のL・ボルグ(スウェーデン)が同じくワイルドカードで出場して…

男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は18日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク437位のL・ボルグ(スウェーデン)が同じくワイルドカードで出場している同166位のE・イメル(スウェーデン)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで破り、ATPツアー初勝利をあげて初戦突破を果たした。
>>ボルグがツアー初勝利をあげた瞬間<<
20歳のレオ・ボルグは四大大会11勝を誇る元世界ランク1位のB・ボルグ(スウェーデン)の息子で現在はチャレンジャー大会を中心に世界ランクを上げるべく転戦中。昨年11月のM15シャルム・エル・シェイク(エジプト/シャルム・エル・シェイク、室外ハード、ITF)では自身初めてのタイトルを獲得するなど着実に成長している。
今大会は地元スウェーデンの大会ということもあり、ボルグとイメルが揃ってワイルドカードで出場。その両者が1回戦で激突した。
この試合、ボルグはイメルに11本ものサービスエースを決められたもののセカンドサービスからストローク戦で活路を見出し2度のブレークに成功。自身はファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得するなど1度のブレークに抑え、1時間44分で念願の勝利を手にした。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはボルグのオンコートインタビューのコメントが掲載されている。
「このために何年も頑張ってきたし、今日は結果を出すことができた。今日の自分のプレーにはとても満足しているし、精神的にも強かった。エリアス(イメル)とはいい関係だし、全体的にいいテニスだったよ」
2回戦でボルグは世界ランク113位のF・コリア(アルゼンチン)と対戦する。コリアは1回戦で第8シードのS・バエス(アルゼンチン)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第5シードのA・ズベレフ(ドイツ)らが初戦を突破している。