新シーズンに向けジェフユナイテッド市原・千葉レディースが17日、ユナイテッドパークで新体制会見を行った。 三上尚子監督やスペイン人のイスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョ新ヘッドコーチ、新加入の加藤千佳、山口千尋、上野紗稀選手が参加。…

新シーズンに向けジェフユナイテッド市原・千葉レディースが17日、ユナイテッドパークで新体制会見を行った。
三上尚子監督やスペイン人のイスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョ新ヘッドコーチ、新加入の加藤千佳、山口千尋、上野紗稀選手が参加。冒頭の挨拶で指揮官は「昨シーズンは結果が出ずに苦しく悔しいシーズンでした。今シーズンはそれを払拭すべく新しいヘッドコーチをスペインから招聘して、より新しい千葉Lを見せるサッカーをしたいところで、チーム自体は4日から練習をスタートしました。新加入選手も合流し良い雰囲気で出来ています。リーグ戦では、より高い順位にいけるように頑張っていきたいと思います」と挨拶した。
昨シーズンは、攻守でのキーマンだった千葉玲海菜と林香奈絵が長期離脱し苦戦を強いられる試合が続き猿澤真治監督が退任。三上GMが現場復帰し指揮を執る形となり、徐々に勝点を拾って最終順位を8位とした。
島田亮代表取締役社長は「今シーズンは、上手く流れがくればタイトルを獲るところを目指してやっていきたいですし、三上監督、強力なコーチ、加入選手も来てくれました。一丸となって一体感をもって向かっていきたいと思います」と語った。
当面は25選手で戦い、今後も新加入選手の獲得をすると言う。また今シーズンのチームコンセプトについて三上監督は「千葉Lのベースである、“走る・闘う”を大前提に、もう一歩、次を目指して前進できるようにする」こと。そして「チーム全体として誰が出ても活躍できるような形でチームを作っていきたい」と答えた。
新加入選手に対しては「千葉Lのサッカーを体現できる選手が入ってきたところで、よりよい競争が生まれると思います。年齢的にも中堅ベテラン選手なので、相乗効果というかプロ意識を含めて、競争とリーダーシップに期待がもてます」とコメント。そしてイスマエル・オルトゥーニョ・カスティージョ新ヘッドコーチに関しては「攻守両面でのインターナショナルな実績があります。トレーニングで選手を育てるところに目を向け一人ひとりが成長していける指導をしていきたいです」(三上監督)と続けた。
WEリーグがスタートして2年経ち、上位の三菱重工浦和レッズレディース、INAC神戸レオネッサ、日テレ・東京ヴェルディベレーザと3強の顔触れは変わっていない。この壁を破ることが今シーズン、チームに課せられたテーマである。三上監督は「1試合1試合勝ちを積み上げていきたい。具体的な勝点は今、伝えることは難しいところですが、上位3チームが変わらない状況なので、そこを打ち破っていきたいと思っています」と話した。

 

■新加入選手に話を聞く
加藤千佳
ボールがないところでのポジショニングを見て欲しいですし、得点にもたくさん絡んでいきたい。チームのために勝点3を取りにいけるよう結果を出していきたいです。


山口千尋
スピードを生かしたプレーが得意。スピードを生かしたドリブルで仕掛けていきたいです。サッカー選手として大切にしていることは、見ている人がワクワクするプレーを心掛けています。サポーターが見ていて楽しいと思えるプレーをしていきたいと思います。


上野紗稀
クロスや攻撃参加がストロングポイントなので、そこを出していきたい。走る・闘うことに対して、(昨シーズンは)失点が増えてきているので体を張ってでもゴールを入れられないように闘う姿を見せていきたいと思っています。