テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は15日、車いすテニスの男子シングルス決勝が行われ、第1シードの小田凱人が第2シードのA・ヒューエット(イギリス)を6-4, 6-2のストレートで破り、大会初優勝を飾り四大大…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は15日、車いすテニスの男子シングルス決勝が行われ、第1シードの小田凱人が第2シードのA・ヒューエット(イギリス)を6-4, 6-2のストレートで破り、大会初優勝を飾り四大大会を2大会連続で制覇した。試合後の会見で小田は「僕の目標は全てのグランドスラムとパラリンピックで優勝すること」と明かしている。
>>【動画】小田凱人 ウィンブルドン初制覇の瞬間<<
17歳にして世界ランク1位の座につき、先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会初優勝を飾った小田は今大会に第1シードで出場。1回戦と準決勝をともにストレートで勝利し決勝に進んだ。
決勝の相手は世界ランク2位のヒューエット。今年のグランドスラム決勝では3大会連続の顔合わせとなる頂上決戦となった。
決勝戦の第1セット、小田は第4ゲームで先にブレークを許す。それでも第7ゲームでは得意のバックハンドでウィナーを奪うなどしブレークバックに成功。流れに乗った小田は一気に5ゲームを連取し、先行する。
続く第2セット、小田は第2ゲームで先にブレークを奪われたが、直後の第3ゲームですぐさまブレークバック。第5ゲームで小田は再びブレークポイントを握ると、最後はヒューエットがダブルフォルトを犯しリードを奪う。小田はその後もポイントを重ねリードを守り切り、1時間25分で勝利した。
試合後の会見で小田は「先月のローラン・ギャロスで優勝して、今回はその次でした。僕は2回勝つことができました。だから素晴らしい気分です」とコメント。
男子選手として大会史上最年少優勝となったことについては「最年少で優勝することが僕の夢でした。グランドスラムで優勝することだけが僕の夢ではありません。僕の夢はウィンブルドンでどれだけ早く優勝することでした。だから、とてもうれしいですね」と語った。
この後の目標について聞かれた小田は次のように述べた。
「次は全米オープンなので、そこに向けて頑張るだけです。そしてパリ・パラリンピックに向けて頑張りたいと思います。僕の目標は全てのグランドスラムで優勝すること、パラリンピックで優勝することです。それが僕の目標。今はテニスが完璧ではないので、もっと色々なことを試したいと思っています。よりアグレッシブに、より速くプレーしたいですね」
「テニスの技術はまだ完璧ではないです。自分のやりたいことを探しているところ。完璧な自分を楽しみにしているから、とにかく努力したいです」
小田はこれで先月の全仏オープンに続く優勝となり、四大大会2勝目を挙げた。
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