■ローシャムパーク
【中間調整】曾祖母に稀代の名牝エアグルーヴかいる良血馬。成長優先の方針で昨年はじっくり使われてきた。重賞初挑戦だったセントライト記念で3着に入るも菊花賞への切符は使わず、回避。その後は今年1月に2勝クラスを順当勝ち。3勝クラスへの初戦でよもやの5着敗戦を喫したが、2戦目の前走・むらさき賞をきっちり勝利し、条件馬の立場に別れを告げた。
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その後、秋まで放牧という可能性もあったようだが、放牧先での回復が順調なことから夏も稼働することに。6月下旬に函館記念への参戦が決まり放牧先から函館に直接入厩している。初時計だった7月2日のウッドコース追いで、14-14を消化。1週前追いは芝コースで併せ馬を行い、稽古駆けする僚馬にすんなり取り付いて併入とした。大跳びで雨の水分を含んだ馬場にはやや走りにくさもあったようだが、それでもラストはダイナミックなフォームで駆け抜けていた。日曜にも終い重点のウッド追いで行っており、反応面を強化。
【最終追い切り】レース当週はC.ルメール騎手が騎乗し芝コースで併せ馬。1週前で洋芝へのフィット感が問題なしと判断されたようで、この日は序盤からある程度スピードに乗せていくメニューを消化した。先行する相手にスッと取り付くと、直線では相手も軽快に脚を伸ばすが、それ以上の鋭さで併走。そのまま相手に合わせる格好で併入としている。
【見解】余裕を持たせ、着実に実績を残す方針のおかげで順調な成長ぶりを見せている。2走前で人気を裏切ったが、これは大型馬の休み明けとしては直前の攻めが緩すぎたせいかもしれない。それを踏まえ、中9週だった前走では直前も長めスタートからの3頭併せと攻め抜いて、結果を残した。今回も直前で1週前より5Fで2秒7速い、まさに攻めの姿勢の調整を行ってきたのは好感。能力全開必至だ。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。















