テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は13日に女子シングルス準決勝が行われ、第2シードのA・サバレンカは第6シードのO・ジャバー(チュニジア)に7-6 (7-5), 4-6, 3-6の逆転で敗れ、同大会初の決勝…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は13日に女子シングルス準決勝が行われ、第2シードのA・サバレンカは第6シードのO・ジャバー(チュニジア)に7-6 (7-5), 4-6, 3-6の逆転で敗れ、同大会初の決勝進出と自身初の世界ランク1位を逃した。
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25歳のサバレンカがウィンブルドンに出場するのは今回が5度目で最高成績は2021年のベスト4。
今大会は2回戦のV・グラシェバ(フランス)戦で一度セットを失ったものの、それ以外の試合は全てストレート勝ちで順調に準決勝に駒を進めた。
サバレンカはこの準決勝に勝利すると初の世界ランク1位に輝くことが決まっていた。
準決勝の第1セット、両者キープを続けるとタイブレークに突入する。タイブレークではサバレンカがダブルフォルトで先にミニブレークを許したものの、その後高い集中力で2度のミニブレークに成功し逆転。このセットを獲得する。
続く第2セット、サバレンカは第5ゲームで先にブレークに成功し世界ランク1位の座を大きく引き寄せる。しかし第8ゲームでサバレンカはブレークバックを許しジャバーに追いつかれると、最後は第10ゲームでもブレークを奪われ1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ジャバーの勢いに押されたサバレンカは第6ゲームでブレークを奪われると挽回することが出来ず逆転負けを喫し、初の決勝進出と世界ランク1位の座を逃した。
サバレンカは2021年8月に初めて世界ランキングで2位を記録して以来、1位を目指し続けているが今回もあと一歩足らなかった。
女子テニスでは昨年4月からI・シフィオンテク(ポーランド)が約1年3ヵ月にわたり世界1位の座を守っており、今回もこの牙城は崩れなかった。
試合後の会見でサバレンカは「なんと言えばいいかわからない。チャンスがたくさんあったのにそれを活かせなかった。大事な場面で彼女(ジャバー)の方が私より少し良いプレーをしていたような気がする。本当に厳しいわね。ただただ厳しい試合だった」と振り返った。
世界ランク1位については「私にとっては1年をどう終えるかの方が重要よ。今年を世界No.1で締めくくるために、自分を押し上げ続け、できる限りのことをするつもり」と今年終了時点で1位になっていることが重要だと前を向いた。
一方勝利したジャバーはこれでウィンブルドン2年連続の決勝進出。決勝では世界ランク42位のM・ボンドロウソワ(チェコ)と対戦する。ボンドロウソワは準決勝でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同76位のE・スイトリナ(ウクライナ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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