テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)はワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク76位のE・スイトリナ(ウクライナ…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、女子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)はワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク76位のE・スイトリナ(ウクライナ)に5-7, 7-6 (7-5), 2-6のフルセットで敗れ、大会初のベスト4進出を逃した。試合後の会見でシフィオンテクは「彼女に優勝することを願うと伝えた」と明かした。
>>【動画】スイトリナ 世界1位シフィオンテク撃破の瞬間<<
>>ジョコビッチ、アルカラスらウィンブルドン組合せ<<
世界ランク1位で22歳のシフィオンテクは先月行われた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会4度目の優勝を飾った。
ウィンブルドンでは過去2021年のベスト16が最高成績であったものの、今大会で初めて準々決勝に進出し、優勝の有力候補として挙げられていた。
一方、元世界ランク3位のスイトリナは昨年10月に男子テニスのG・モンフィス(フランス)との間に第一子を出産。今年4月に復帰しランキングを上げてきている。
準々決勝の第1セット、シフィオンテクは1度のブレークを許したものの、2度のブレークに成功。しかし、第11ゲーム、突如としてミスを連発しブレークバックを許すと直後の第12ゲームでもブレークを奪われ先行される。
続く第2セット、シフィオンテクは第3ゲームで先にブレークを果たしたが、第6ゲームでまたしてもブレークバックを許す。その後は両者キープを続けタイブレークに突入。タイブレークではスイトリナに先にミニブレークを許したものの、精度の高いプレーを見せ2度のミニブレークで逆転し、1セットオールに追いつく。
勝負のファイナルセット、シフィオンテクは第3ゲームでブレークを許すとそこから4ゲームを連取され、2時間51分で力尽きた。
試合後の会見でシフィオンテクは「まあ、確かに今は簡単ではない。全力を尽くしたことは分かっている。でも、エリーナも本当にいいプレーをしていた。だから彼女を祝福したい。これからはもっと安定したプレーができるように、そしてもっといいプレーができるように頑張るわ」とコメント。
「彼女のキャリアを総合的に見れば、グランドスラムのタイトルを獲得することはとても素晴らしいことだと思う。彼女は母親になってから復帰した。私はSNSで彼女に、この大会で優勝することを願っていると伝えたわ。テニスの世界では、グランドスラムで優勝するのは大変なこと。彼女が優勝を強く望んでいるのは確か。だから私は彼女を応援する」
勝利したスイトリナは準決勝で世界ランク42位のM・ボンドロウソワ(チェコ)と対戦する。ボンドロウソワは準々決勝で第4シードのJ・ペグラ(アメリカ)をフルセットで破っての勝ち上がり。
[PR]錦織 圭 復帰第3戦「ATPチャレンジャー シカゴ」をWOWOWで放送・ライブ配信・アーカイブ配信
7/3~7/17 ウィンブルドンテニス WOWOWで連日生放送!WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合を全試合ライブ配信予定

■WOWOWオンデマンドはこちら>