7月15日からいよいよ「FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023」が開幕する。U19女子日本代表は、7月9…

 7月15日からいよいよ「FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023」が開幕する。U19女子日本代表は、7月9日から11日にかけて第3次強化合宿を行い、大脇晴(東京医療保健大学2年)がインタビューに応じた。

「FIBA U18女子アジア選手権大会2022」でも、チームの大黒柱として活躍した大脇。準決勝の対中国戦では、195センチのセンターを相手に10得点8リバウンドをマーク。3点差で敗れ苦渋を飲まされたが、約20センチの身長差を感じさせない健闘で3位入賞に貢献した。

 大脇は、大会を目前に控えた心境について聞かれると、開口1番に「楽しみ!」と口にした。「あまりU18からメンバーも変わっていないので、全員目標も一緒。すごく仲も良くて、誰かが落ち込んでいてもみんなで励まし合うことができています。バスケが楽しいし、絶対に優勝します」と確かな信頼関係を築くことができているようだ。

 ゴール下で海外選手に競り勝つため、“ボックスアウト”を強化しているという大脇。在学中の東京医療保健大学でも「留学生の選手がいるので、肩を貸してもらって練習しています。自分より体格の大きい選手にはペイントエリア内に入られたら終わりなので、外に押し出すことを頑張っています。ウェイトトレーニングにも取り組んできたのでその部分も発揮したいです」と、大学の恵まれた環境や日々の取り組みが代表活動に生かせていることを明かした。

 その大学では、昨年度のインカレで優勝を経験。先月行われた関東1部の新人戦でも優勝を果たし、最優秀選手賞を受賞するなど輝かしい成績を残してきた。「新人戦で自分が中心になっていくなかで、ジャンプシュート、3ポイント、リバウンドからのステップシュートなどを鍛えてきました」とアジアカップから約1年を経て、プレーの幅に広がりを持たせることができたと語った。特に自信があるのはドライブとし、「サイズで劣る分、走力で勝って相手の足を止めたり、ドライブを活用していきたいです」と今大会でのオールラウンドな活躍を予感させた。

「1試合15得点10リバウンド。あとは、試合の入りがすごく大事になるので、よく走ってチームを盛り上げて、流れを持っていきたい」と個人の目標を語った大脇。大学で培った個人技を生かし、信頼できる仲間とアンダー世代にとって悲願の優勝を目指す。

■「FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2023」大会概要


開催期間:2023年7月15日(土)~7月23日(日)

開催地:スペイン・マドリード

組み合わせ:

【グループA】アルゼンチン、スペイン、オーストラリア、フランス

【グループB】マリ、ドイツ、チャイニーズ・タイペイ、アメリカ合衆国

【グループC】日本、リトアニア、ブラジル、イタリア

【グループD】エジプト、カナダ、中国、チェコ共和国

スケジュール(予定):

7月15日(土) 日本 vs イタリア (日本時間 18時45分試合開始)

7月16日(日) ブラジル vs 日本 (日本時間 21時15分試合開始)

7月18日(火) 日本 vs リトアニア (日本時間 21時15分試合開始)

7月19日(水) ラウンドオブ16

7月21日(金) クォーターファイナル・順位決定戦

7月22日(土) セミファイナル・順位決定戦

7月23日(日) ファイナル・順位決定戦