テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、男子シングルス準々決勝が行われ、第8シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク92位のR・サフィウリンを6-4, 3-6, 6-2, 6-2で破り、グランドスラム初…

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、男子シングルス準々決勝が行われ、第8シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク92位のR・サフィウリンを6-4, 3-6, 6-2, 6-2で破り、グランドスラム初のベスト4進出を果たした。試合後の会見でシナーは次戦について「最もタフな挑戦」と明かした。
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前哨戦となるテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)では準々決勝で途中棄権していた21歳のシナー。ウィンブルドンは3年連続の出場であり、昨年の8強入りが最高成績となっている。
今大会、1回戦で世界ランク111位のJ・セルンドロ(アルゼンチン)、2回戦で同98位のD・シュワルツマン(アルゼンチン)、3回戦で同79位のQ・アリス(フランス)、4回戦で同85位のD・ガラン(コロンビア)を下し、2年連続で8強に駒を進めた。
この日の第1セット、第5ゲームで2度のブレークポイントを活かせなかったシナーだったが、終盤で3ゲームを連取し先行する。続く第2セット、先にブレークに成功しゲームカウント3-1とリード。しかし、直後の第6ゲームから5ゲームを連取され、1セットオールに追いつかれる。
それでも第3セット、ファーストサービスが入ったときに全てのポイントを獲得したシナーは1度もブレークチャンスを与えず。12本のウイナーを決めるなど主導権を握ると2度のブレークに成功し、セットカウント2-1と勝利に王手をかける。
第4セット、第1ゲームでブレークポイントを凌いだシナーは第5ゲームから4ゲームを連取し、2時間14分で勝利した。
試合後の会見でシナーは「いい気分。僕にとって大きな意味がある。もちろん、この裏にはたくさんの努力がある。この特別な場所、特別なサーフェスで初めての準決勝を戦えることをとてもうれしく思う。だから、次の試合が楽しみだ」とコメント。
勝利したシナーは準決勝で第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ジョコビッチは準々決勝で第7シードのA・ルブレフを4-6, 6-1, 6-4, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
シナーは大会5連覇中のジョコビッチとの準決勝について「最もタフな挑戦の1つであることは確か。彼はグランドスラムで23勝している。今年の全豪オープンを制し、全仏オープンでも優勝した。大きな自信も持っている」と述べた。
「タフな試合になるだろうけど、ベストを尽くすよ。昨年、僕は彼ととてもいい試合をした。それをコートでも見せられるといいね。自分の頭の中にあるゲームプランに忠実でありたいし、それを可能な限りベストな形で実行できることを願っている」
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